(写真=プレスリリースより)
6月4日、ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は、丸紅 <8002> の協力のもと、40m級多目的船10隻の建造および特別予備品に関してフィリピン共和国運輸通信省より受注したことを発表した。
これに伴い、フィリピンのアキノ大統領が臨席のもと「フィリピン沿岸警備隊 海上安全能力強化事業」に基づく多目的船建造における相互協力につき協定書を締結した。
同事業は日本政府のODA「フィリピン沿岸警備隊 海上安全能力強化事業」にもとづき、フィリピン共和国運輸通信省が発注者となりフィリピン沿岸警備隊が使用する40m級多目的船10隻の建造および特別予備品の供与を行うもの。当該多目的船は2016年8月末から順次引渡される。
フィリピンは7000を超える島々と世界第5位の海岸線を有する島嶼国国家であり、海上輸送は同国の経済・社会発展にとって大きな役割を担っている。一方で、フィリピン沿岸警備隊にとっては広い海域に比して安全を守るための船舶数が不足していた。
中でも荒天時の救難活動や沿岸域での巡回業務に必要な船舶が不足しており、船舶配備が可能な管区が限られるなど、事故発生時の緊急対応や定期的なモニタリング活動に必要な体制を整備できていない状況にある。
最近では、南沙諸島で岩礁埋め立てを進める中国に対しアキノ大統領も「中国が不法に領有権を主張している」と厳しく批判するなど、両国の間で緊張が高まっており沿岸警備の重要性が増していた。(ZUU online 編集部)
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