三井不動産,ロンドン再開発
(写真=プレスリリースより)

三井不動産 <8801> は6月5日、イギリスのロンドン市で行う大規模な再開発事業に参画する、と発表した。英国放送協会(BBC)から土地を取得し、既存ビルの改修や新築ビルの建築などを行う。近接地で進めている再開発計画と合わせると、ロンドンでの日系企業の都市開発として最大規模になるという。

発表資料によると、参画が決まったのは「(仮称)ホワイトシティプレイス再開発計画」。敷地面積は約6万9000平方メートル。BBCの自社オフィスとして使用していた既存ビルを改修し、同社に長期テナントとして賃貸する。新築の建物は詳細未定だが複数棟を予定しており、都心型ビジネスパークとして再生する。2015年中に既存建物の改修に着工する予定。

近接地で進めている再開発事業は「(仮称)テレビジョンセンター再開発計画」で、BBCのスタジオなどに利用されてきた建物を、オフィスや住宅、ホテルなどで構成する複合施設にする内容となっている。敷地面積は約5万6000平方メートルで、15年秋に本体工事を着工する予定。

この2事業は、ロンドン有数のディベロップメントマネージャーで、三井不動産グループと資本提携をしている「スタンホープ社」との共同事業。三井不動産は2015年5月に公表したグループ中期経営計画で、2017年までの3年間で、欧米・アジア地域で約5500億円の投資を行うとしている。

三井不動産は「日本の複合的な街づくりのノウハウを本事業に活かすことにより、当社グループの事業領域を拡大し、今後のさらなる海外事業の発展につなげていく」としている。(ZUU online 編集部)

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