底地は注意

ここでポートフォリオの中に底地(借地権がついた宅地の所有権)がある場合は注意が必要である。底地は、キャッシュフローはプラスになっているが、相続税評価額の方が市場価格よりも高いことの方が多いため、相続対策としては持たないほうが良い。一度、査定を取るなとして、市場価格を調査してみることをお勧めする。もし市場価格の方が相続税評価額よりも低ければ、これも併せて交換の対象となる。


ポートフォリオの全体底上げが目的

ポートフォリオ診断の目的は、保有している資産全体の収益力や換金性、節税効果を上げていくことだ。先祖代々の土地を売って東京に資産を持つのは、若干、気が引ける部分もあるかもしれない。しかしながら、資産価値を維持して、次の代に資産を引き継ぐためにも、全体を俯瞰した上での投資戦略は必要であろう。ポートフォリオ診断を行うことで、本当の課題や新たな投資戦略が見えてくることを期待したい。(ZUU online 編集部)

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