太陽誘電 <6976> は6月11日、CD-Rなど記録製品事業から撤退する、と発表した。ハードディスクドライブの大容量化やクラウドコンピューティングの普及に伴い、光記録メディアの市場は縮小。原材料価格の高騰もあり、収益改善が見込めないことから撤退を決めた。

発表資料によると、2015年12月末で記録製品の販売を終了する予定。

同社では1988年のCD-R開発以来、CD-RやDVD-Rなど、光記録メディア製品を事業の一つとして取り組んで来た。光記録メディア製品の市場が縮小する中、原価低減や生産性の向上で収益性の改善に努めてきたが、想定を超える市場の縮小など受け、収益改善が困難になったという。

同社は今後について「電子部品、特に成長戦略の要であるスーパーハイエンド商品に経営資源を集中して事業構造を変革し、収益体質の改善に取り組む」としている。また、事業撤退に伴う業績への影響については、現時点において軽微としている。(ZUU online 編集部)

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