ユニクロ
(写真=ZUU online 編集部)

カジュアル衣料大手「ユニクロ」を展開するファーストリテイリング <9983>は6月15日、コンサルティング大手の米アクセンチュアとIT分野での協業に合意したと発表した。同分野での人材採用と育成を行うとともに、実店舗とデジタル店舗を融合させた新しい消費者サービスの開発に向けて取り組む。将来的には合弁会社の設立も予定しているという。

ファーストリテイリングは、時間や場所に制限されずショッピングを楽しめるようデジタル店舗と実店舗との境をなくすための取り組みを進めている。消費者の意見をすばやく商品に反映させるほか、商品の企画から販売までの時間短縮などにも取り組んでいく考えで、アクセンチュアと協業することで、業務システムやインフラ構築などを進め、サービスレベルや利便性を向上させる。

ファーストリテイリングの柳井正社長は「バーチャルとリアルが融合し、お互いの機能がより高まった新しい産業を創造していきたい。アクセンチュアとの協業により、従来の小売業の枠を超えた全く新しい産業の可能性を国内外に示し、世界最高水準のビジネスモデルを構築するとともに、デジタル時代に求められる革新的な消費者体験を実現するための店舗の構築や物流網の整備、イノベーションを創出できる人材の育成に取り組んでいく」とコメントしている。

アクセンチュア成長市場担当グループ・チーフ・エグゼクティブのジャンフランコ・カサーティ氏は「デジタル時代の消費者は実店舗でもオンラインでも変わらない、シームレスに統合された顧客体験を求めている。アクセンチュアは、この度の共同事業を通じて、ファーストリテイリングがデジタル時代において新たな価値を創造する革新的なアイデアを事業モデルとして昇華させ、常に進化する次世代の経営モデルを構築していけるように支援していく」とコメントした。(ZUU online 編集部)

【関連記事】
ゲームの好調うけ純利益80%増など達成、エイチーム
日本人大富豪ランキング トップ20の顔ぶれはこれだ!
日経新聞・四季報などがネット上で全て閲覧可!?その意外な方法とは
高齢者向け食品市場は2020年へ約30%の成長へ
10万円以下でも買える?2015年の目玉LINE株を上場前に買う2つの方法