7月1日、ギリシャ債務問題の影響を受けていたユーロ相場が急伸する展開になった。ギリシャのチプラス首相から、債権団側の親書で、救済条件を受け入れると英紙フィナンシャル・タイムズが報道したことをきっかけに、市場が反応した様子だ。

欧州市場では1日、ユーロは続落で始まり、1ユーロ=1.1120~30ドルなどとなっていた。その後、FTの報道を受けて、ユーロは1ユーロ=1.1172まで一時上昇している。

ギリシャ政府は6月30日が期限だったIMFへの返済を実施できず、IMFがギリシャへの支援を全面的に停止していた。同国債務問題に新たな展開につながる可能性もありそうだ。

ただ、ギリシアでは7月5日に、緊縮財政政策の是非を問う国民投票が予定されていた経緯もあり、今後の展開にも影響してきそうだ。

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