今年は下方修正が起きないと予想されている韓国
「毎年、韓国のアナリストは、年初に25％の成長を予測して、年末になるとほとんどの成長がないということで市場を裏切ってきました。換言すれば、年末に向けて、徐々に予測を下方修正していく国ということです。
今年 こそは下方修正はないのではと言われています。 今年も25％から始まり年央まできましたが、今のところ順調にきています。そうなると非常におもしろい投資機会が韓国市場はあるのではないのでしょうか。
韓国は、エンターテイメントが非常に人気です。こういった分野が韓国の消費財を押し上げており、また、一方では韓国の化粧品を買い求めに中国人観光客が訪れています。
我々の算出したところによると。韓国の化粧品市場は 約 23億 ドルまで膨らんでおり 、1人当たり350ドルずつ買っている計算になります。これは男性も入れてということですから、女性だけで計算すると1人500ドル程度使っているということになります」
ASEAN各国への投資スタンス
「ASEANは非常に良いですが、一括りにして話をするのは難しいです。というのも、各国ごとの状況、投資の可能性が違うからです。例えば、インドネシアの場合、インドと同じように新しい指導者ジョコ・ウィドドが改革を進めており、この人は市場寄りになります。ただ、インドと同様に改革がきちんと進んでいません。
それからフィリピンは、マクロストーリーは非常に良いが、株式市場に関しては投資の機会はかなり限定的で、なかなか投資のアイディアを見つけづらい状況です。ただ、幾つか全体として言えることは、 ASEANを一つの市場として連携をすればするほどより力を持ち得ることになります 。
ASEAN域内での通商を鉄道あるいは道路などで繋ぎ、オープンスカイ構想で国を繋ぎ、通商を全体として高めようとしています。これらは、全てプラスとなります。ASEANを一つの市場として見ると、かなり大きな数字になり、世界の人口の8.8％、2.3兆ドルのGDPが生まれることになります、世界全体の経済規模から言えばTOPクラスになるわけです」（ZUU online 編集部）
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