第一三共ヘルスケアは7月9日、総合かぜ薬「新ルルエース」の台湾における独占販売権の許諾契約を、中化裕民健康事業股份有限公司(CYH)と締結したことを明らかにした。

「新ルルエース」は第一三共が国内で展開してきた総合かぜ薬のブランドで、1914年以来の歴史があり、家庭の常備薬として普及してきた経緯がある。

同社が今回、台湾でも展開する「新ルルエース」は、国内向けにも展開しているもので、パッケージなどを台湾向けに改編して、輸入医薬品として承認を取得した。 第一三共は「新ルルエース」を輸出する。他方、CYHが台湾国内での販売やプロモーションを担当するといった役割分担を行う。

第一三共は、台湾の総合かぜ薬市場が近年、拡大していることを指摘した上で、同国では「小容量の製品や1本飲みきりタイプの液剤が主流。『家庭の常備薬』として長年親しまれてきた総合かぜ薬『ルル』ブランドは、台湾において未発売ながらも日本への台湾人旅行者の増加などを背景に一定の認知を得ている」としている。(ZUU online 編集部)

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