(写真=PIXTA)
日経平均が20,000円の大台を割り込んでいます。
先月には2000年4月のITバブルでの高値(20,833円)を上回った日経平均ですが、ギリシャ情勢が不透明になり上値が重くなるなか、中国株が下げ止まらないことが嫌気され8日に600円を超える下げとなったことから20,000円を14営業日ぶりに割り込むと、昨日の取引時間中には19,100円台まで下げる場面もありました。
中国株が反発したことで昨日は上昇した日経平均ですが、20,000円は割り込んだままとなっています。
こうしたなかテクニカル的に売られすぎのシグナルが出ている銘柄も出始めています。
そこで今回は25日移動平均との乖離率がマイナス10%以下で、RSIが30%以下、さらにストキャスティックスが20%以下となっている銘柄をTOPIX500採用銘柄を対象にリストアップしてみました。
例えばジャパンディスプレイ <6740> では25日移動平均との乖離率がマイナス10%を大きく下回り、RSIは一桁台、ストキャスティックスは10%強となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券
シニア・マーケットアナリスト
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