トヨタ自動車 <7203> は8月4日、中国の自動車大手「中国第一汽集団公司」との合弁会社「天津一汽豊田汽車」(TFTM)で、新しい生産ラインを建設すると発表した。2018年央から新型車の生産を開始する。

生産能力は年10万台で、投資額は約590億円を予定している。老朽化した既存の生産ラインは2017年末までに打ち切るため、TFTM全体の生産能力台数は現状並みとなる。

TFTMでは既存ラインの一部工程の見直しや自働化を推進する。新ラインでは、車種や量の変更に柔軟に対応できる伸縮自在ラインを導入し、競争力のある工場を目指す。新設計手法「Toyota New Global Architecture」を前提とした新しい工場で、TFTM全体の生産性を向上させ、生産体制を強化する。

トヨタは、「量を求めた工場づくり」から「競争力のある新しい工場づくり」に発想を転換しており、中国では今年4月に、広汽トヨタ自動車有限会社が、2017年末までに既存ラインの再構築と新ライン建設を発表している。(ZUU online 編集部)

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