40代になると投資に積極的に

こうした「セカンドライフ観」は資産形成にどのような影響を与えているのだろう。退職後の資産形成のために行っていることを尋ねると、このようになった。

結婚していない女性は老後に悲観的? 働く女性のマネー事情②
(出典=フィデリティ退職・投資教育研究所「勤労者3万人アンケート」※データは女性のみ

既婚者は年代による変化はあまりみられなかったのに対し、未婚者は年齢が上がるにつれ次第に資産運用に積極的になる様子が顕著だ。20代、30代のうちは過半数が「何もしていない」と答えており、退職準備に消極的であるが、その割合はだんだんと減り、50代になると貯金などを行う人の割合は既婚者レベルに達する。

投資をしている人の割合でみると、20代、30代のうちは既婚者の方が高い(20代は未婚8.9%、既婚は12.8%。30代は未14.8%、既18.3%)のだが、40代でその割合が逆転(未21.5%、既19.5%)する。50代では未婚も既婚もほぼ同じ(未27.7%、既26.7%)となっていた。

この割合は、先ほどのアンケートでの、退職後の資産形成のために資産運用を行っている比率とはかけ離れている。投資を行っていても、「老後の資産形成」を目的にしているとは限らないのだろう。

働く女性のマネー事情はいかがだっただろう。こうした結果も踏まえてフィデリティ投信は今年9月、初めて女性向けのセミナーを実施した。次回は銀座の披露宴会場で行われた”マネー女子会”の様子をお伝えしよう。(ZUU online 編集部)

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