ジョージ・ソロス
(写真=Thinkstock/Getty Images)

かつては「ゼロにならない投資」として大きな脚光を浴びた金投資だが、ドル強気の影響も手伝って価格は過去4年間で40%も下落している。しかし価格暴落後もジョージ・ソロス氏を含む大物投資家達は買い増しを続け、ヘッジファンド業界は1520オンス(430トン)の金塊であふれ返っているという。


「向こう1年間は回復の見込みナシ」FRB、ゴールドマン

8月上旬には1オンス1085ドルまで落ち込み約5年ぶりの最低価格を記録したほか、12月の利上げ導入を示唆する米連邦準備制度理事会(FRB)、イエレン議長のコメントが発表された直後には、更に6%(75ドル)以上の下落を見せるなど、当面回復や安定の見込みがなさそうな印象を受ける。

今後予想通り米国で12月に利上げが実施されれば、ドルの価値が上昇し金の価格はさらに大幅な落ち込みを見せるだろう。

FRBやゴールドマン・サックス証券を含む大半の金融エキスパートは、「最終的に1000ドル前後に落ち着き、その状態が3カ月から1年間続く」と予想している。


ソロス氏41億円 ドラッケンミラー氏430億円を投資

しかし金は証券や債券などと違って紙クズに変わる危険性がなく、国際経済状況や貨幣価値次第で価格が再び高騰する可能性をふんだんに秘めている。

現在の金が「叩き買いするにはもってこいの長期投資商品」という事実を知っている投資家達が買い増しを続けていることは、決して「危険なギャンブル」ではないのだ。

「伝説の投資家」ジョージ・ソロス氏は3360万ドル(約40億9269万円)、ポールトン&カンパニーのジョン・ポールトン氏は15億ドル(約1827億958万円)、グリーンライトキャピタルの創設者、デビッド・アインホーン氏は1億5100万(約183億9276万円)相当の金投資を行っている。

なかでも元デュケーヌ・キャピタル・マネジメントの創設者、「最高のファンドマネージャー」の呼び名で知られたスタンレー・ドラッケンミラー氏は、8月の時点でポートフォリオの25%にあたる3億5300万ドル(約429億9765万円)を金に新規投資するなど、大変な力の入れようだ。


中国 インドの金消費が半分に

こうしたヘッジファンドの「金買占め」がだぶつきを引き起こし、将来的に逆に金の価格上昇を妨げる原因となりかねないことから、一部では懸念を唱える声もあがっている。

一方、世界最大の金消費国だった中国とインドでは需要が約半分(914.9トン)にまで落ち込み、国際的には第2四半期の対前年同四半期比が12%減となっている。 (ZUU online 編集部)

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