金価格,予想
(画像=PIXTA)

目次

  1. 恒例の金価格予測
  2. 2018年の金価格、専門家24名の見通しは?
  3. 2017年、価格を的中させた人物の予想は?
  4. 強気派は「株価の調整」に注目
  5. 弱気派「好景気では金は輝かない」
  6. 「株価調整リスク」で金への関心が高まるか?

恒例の金価格予測

【第5回】では、2018年初に専門家が行った金価格見通しについて紹介する。この予測は毎年恒例になっているため、2018年以降も注目しておくと良いだろう。最新の予測を見て参考にすることも重要だが、過去の予測を振り返り、実際のチャートと比較してみるのも参考になる。

専門家によって予測は様々だったのだが、どの予測が当たっていて、どの予測が外れていたのかという視点で見てみると良い。たとえば2018年であれば、2018年1月時点での予測と、2018年の12ヶ月分のチャートを比較してみるとわかりやすい。

2018年の金価格、専門家24名の見通しは?

1月30日、LBMA(ロンドン貴金属市場協会)は毎年恒例となっている専門家による貴金属市場の価格見通し「2018 Precious Metals Forecast Survey」を公表した。調査には34名の専門家が参加し、金価格については24名が見通しを示していた。

結果を見ると、2018年の金価格の1トロイオンス当たりの平均値は1318ドル、高値は1510ドル、安値は1120ドルとなった。ただし、安値の平均が1215ドル、高値の平均は1381ドルであることから、1215ドルから1381ドルをコアレンジと見ることもできるだろう。

また2月7日時点の金価格(ロンドン値決め、午後)は1324.65ドル、年初来の高値は1月25日の1354.95ドル、安値は1月9日の1311.00ドルである。つまり、2018年の予想平均価格1318ドルは2月段階のレベルを下回っており、専門家の見方はかなり慎重と見ることもできた。ただしその後下落している。

2017年の予想を振り返ると、2017年1月前半の平均価格が1181ドルだったのに対し、2017年の予想平均価格は1244ドルと予想時点での水準を63ドル上回っていた。2018年は1月前半の平均価格が1320ドル、予想平均価格は1318ドルとほぼ同水準であり、平均的にみると2018年は上昇が見込まれていないと解釈することも可能だった。

2017年の予想では安値の平均は1101ドル、高値の平均は1379ドルとその差が278ドルあったが、2018年はこの差も166ドルへと縮小しており、価格の変動も2017年より小さくなることが見込まれていた。

2017年、価格を的中させた人物の予想は?