タカタ <7312> 製エアバッグの欠陥問題で、国土交通省は4日、異常の原因との疑いが持たれている「硝酸アンモニウム」を使ったエアバッグの生産と使用を段階的に停止するよう、タカタと自動車メーカーに指導すると発表した。

今年10月にタカタ製エアバッグの異常展開で国内で負傷事故が発生したことや、米運輸省・高速道路交通安全局(NHTSA)の同意指令でタカタが硝酸アンモニウムを使用したエアバッグの生産と販売を段階的に停止することで合意したことなどを踏まえた措置。

国交省は、タカタと自動車メーカー7社からヒアリングを行った上で、予防的措置として硝酸アンモニウムを使用したタカタ製インフレータの使用縮小、停止に向けた方針を決めた。

今後の新型車については搭載しないほか、生産中の現行車種については硝酸アンモニウムを使用したタカタ製インフレータで乾燥剤を入れていないものは順次削減する。運転席側エアバッグについては2017年中に、助手席と側面については18年中に搭載を停止する。

乾燥剤が入っているものは、タカタの原因調査や不具合の発生状況を踏まえて対応を決める。(ZUU online 編集部)

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