愛知、岐阜、三重、静岡県内には、名古屋空港に本拠地を置く三菱航空機を始め、三菱重工、川崎重工、富士重工、東レ、ナブテスコ <6268> 、シンフォニアテクノロジー <6507> 、小糸製作所 <7276> など多数の航空機関連工場がある。

ほかにも、ホンダ <7267> が小型旅客機事業を立ち上げているほか、部材メーカーとしても、三菱航空機の親会社である三菱重工、川崎重工、旧中島飛行機の流れをくむ富士重工がジェット機の主要部材サプライヤーとなっている。

ほかにも、エンジン、管制システム等を販売しているIHI、機体制御システムを製造するナブテスコ、電源システム、エンジン補機等を手掛けるシンフォニアテクノロジー、照明機器の小糸製作所、航空機器、内装品、整備のジャムコ <7408>など多数の企業がサプライヤーとして活動している。

政府もこれらの企業を支援する目的で2011年12月に国際戦略総合特区として愛知、岐阜地域を「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」に指定。研究開発から設計、製造、保守管理までの一貫体制を構築し、米国シアトル(ボーイング)、仏国トゥールーズ(エアバス)と並ぶ航空宇宙産業の主要拠点作りを目指しており今後、具体的な成果に結び付けられるかが問われそうだ。 (ZUU online 編集部)

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