ベトナムからは多くの留学生

ただ、海外からの人材の流入については、技能実習生や留学生でも、中国人が中心だった。今年の実績で言えば、技能実習生の53.0%、で留学生の44.7%を占めていた格好だ。

他方で最近は、ベトナム人の増加が著しい。留学生は4万3000人(全体の19.2%)、技能実習生が4万5000人(同24.9%)でいずれも第2位だ。中国の人口が13億5000万人なのに対して、ベトナムは9000万人弱であることを踏まえると、いかに大きな割合のベトナム人が来日しているかよく分かる。

また、2年前の2013年6月末のベトナム人留学生は1万5000人、技能実習生が1万9000人だったことと比べれば、短期間に急増している。

アウンコンサルティングの調査によれば、ベトナム人の97%が日本のことを「大好き」または「好き」と回答している。この割合は調査対象10カ国の中でタイと並び第1位だ。ほかにもマレーシア、シンガポール、インドネシア、フィリピンで「大好き」または「好き」の割合が90%を超えている。

こうした親日国から留学生などを積極的に受入れ学問や技能の習得を支援した後も日本に留まり続け、 社会で活躍してもらえば 、人口の底上げというだけでなく、活力源になってもらうこともできるだろう。ひいては日本経済の成長を後押ししてもらえるとも言えそうだ。(ZUU online 編集部)

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