ゲームで獲得した「資産」を売買できれば――という世界中のゲーマーの願望を叶えるプロジェクトを進行させているのは、バーチャル・ゲーム通貨「Vunk(virtual junk)」を発行していることで知られるバーチャル・ゲーム・ デベロッパー、FreeMyVunkだ。

仮想通貨の利用で合法にアカウントやキャラクターを売買

FreeMyVunkはクリプト・アセッツ発行会社、Digixと提携し、ブロックチェーンの技術を利用することで、デジタル・ゲーム・ウォレットに蓄えたVunkを、安全かつ透明性の高い経路で換金できるシステムを確立させるという。

この新プラットフォームでは仮想通貨を使用するため、現在、現金での取引が法的に禁じられているオンライン・ゲーム・アカウントやキャラクターの売買が法的に可能になるというわけだ。

デジタル・ウォレットとのリンクで安全な取引が可能に

ゲームの資産の取引は、裏サイトなどでは頻繁に行われているが、ゲーマー間の交換トラブルや詐欺行為、果ては違法行為に対する銀行口座の凍結など、様々なリスクがつきまとっている。

開発中のプラグインからデジタル・ウォレット「Digix Ethereum」をリンクさせ、利用者がログインするたびに自動的に最新の「資産」が読み込まれるという手軽さは勿論、ブロックチェーンが提供する「安全性」によって、大切な資産が保護されるという点が最大の魅力となるだろう。

カラーコインを使用してビットコイン・ネットワークでデジタル・アセッツを発行しているDigixの設立者、アンソニー・ユーフェミオ氏は、IPFS分散プロトコルなどから構成される「資産証明プロトコル」の安全性をゲーム業界に持ち込むことで、「ゲーム体験をより安全に広げることが可能だ」とコメントしている。(ZUU online 編集部)

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