米金融メディア、インベストメント・ニュースによると、米証券取引委員会(SEC)に提出されている最新の報告書などから、ロボットアドバイザー(ロボアド)をサービスとして提供している企業のほとんどが、昨年から今年にかけて運用資産残高(AUM)を伸長させていることが判明。ロボアドの恩恵を最も受けた米企業トップ15を見てみると、わすが3社(うち2社は比較データなし)を除いた全ての企業が11.4%の伸びを見せている。
特に大きく飛躍したのは運用資産を1278%(3億5364万円から41億2790万円)増やしたヘッジャブル(Hedgeable)、1712.5%(5億8905万円から約102億5208万円)増やしたAcornsの2社だ。ロボットアドバイザーの先駆け的存在、ベターメント(Betterment)やウェルスフロント(Wealthfront)もそれぞれ192.1%と53.4%と順調さがうかがえる成果をあげている。
トップ15のほとんどが資産残高を増やした
1位 ファイナンシャル エンジンズ(Financial Engines) 18.4%アップ
2015年882億ドル(約10兆4023億円)→ 2016年1044億2600万ドル(約12兆3129億円)
2位 バンガード(Vanguard)
2015年比較データなし 2016年310億ドル(約3兆6552億円)
3位 シュワブ(Schwab)
2015年比較データなし 2016年41億ドル(約4834億3100万円)
4位 ベターメント(Betterment) 192.1%アップ
2015年11億500万ドル(約1303億2370万円)→ 2016年32億2800万ドル(約3806億1348万円)
5位 ウェルスフロント(Wealthfront) 53.4%アップ
2015年17億300万ドル(約2008億73万円)→ 2016年26億1300万ドル(約3079億6818万円)
6位 パーソナル キャピタル(Personal Capital) 76.2%アップ
2015年8億6200万ドル(約1015億9532万円)→ 2016年15億1800万ドル(約1789億1148万円)
7位 フューチャー アドバイザー(Future Advisor) 199.2%アップ
2015年2億3200万ドル(約273億4352万円)→ 2016年6億9500万ドル(約819億1270万円)
8位 アセット ビルダー(Asset Builder) 11.4%アップ
2015年6億1600万ドル(約725億7096万円)→ 2016年6億8600万ドル(約808億1766万円)
9位 ブルーム(Blooom) 501.8%アップ
2015年2600万ドル(約30億6306万円)→ 2016年1億5700万ドル(約184億9617万円)
10位 エイコーンズ(Acorns) 1712.5%アップ
2015年500万ドル(約5億8905万円)→ 2016年8700万ドル(約102億5208万円)
11位 シグフィグ(SigFig) 17.6%アップ
2015年5900万ドル(約69億5846万円)→ 2016年7000万ドル(約82億5580万円)
12位 ワイズ バニアン(WiseBanyan) 74.6%アップ
2015年2000万ドル(約23億5880万円)→ 2016年3500万ドル(約41億2790万円)
13位 ヘッジャブル(Hedgeable) 1278.0%アップ
2015年300万ドル(約3億5364万円)→ 2016年3500万ドル(約41億2790万円)
14位 コバスター(Covestor) 38.3%ダウン
2015年2700万ドル(約31億8438万円)→ 2016年1600万ドル(約18億8704万円)
15位 トレードキング(TradeKing) 857.7%アップ
2015年1万ドル(約1億1788万円)→ 2016年1200万ドル(約14億1528万円)
(ZUU online 編集部)
【編集部のオススメ記事】
・「信用経済」という新たな尺度 あなたの信用力はどれくらい?(PR)
・資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
・会社で「食事」を手間なく、おいしく出す方法(PR)
・年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
・元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)