スタートアップへの投資を通してブロックチェーンの勉強ができる、新感覚のモバイル・バーチャル・アプリゲームが誕生した。バーチャル・ウォレットから資金調達ラウンドまでリアルな投資をゲームで再現しながら、ブロックチェーン開発や流通市場における流動性の高い非公開銘柄に関する知識を深めることができる。
「エクイティー・クラウド・ファンディングをより幅広い層に普及させるためのツール」として開発された、本格派FinTech投資ゲームだ。
「世紀の発明ブロックチェーン」で流通市場の活性化を
このゲームを開発したのはベルギーの金融機関KBCグループの傘下であるボレロ・クラウドファンディング(Bolero Crowdfunding)。マーケティング・コンサルティング会社Kunstmaanとの提携によるものだ。
プラットフォーム・イノベーション部門の責任者、マシュー・ヴァン・ニエカーク氏は、分散型台帳の人気とともに有効性が確立された暗号技術を「世紀の発明」と形容。「主要機関が取引システムを向上させるうえで欠かせないツールだ」とその将来性に期待と野望を抱いている。
ニエカーク氏はブロックチェーンが手数料の低さやアクセシビリティーという観点でも、投資家に大きな恩恵をもたらす技術であることも指摘。クラウドファンディングを利用する個人投資家には少額投資を好む傾向が見られるため、ブロックチェーンの特有の利便性が最適というわけだ。
ボレロ・クラウドファンディングは投資家がブロックチェーンへの理解を深める手助けをすると同時に、新規株式公開だけではなく未公開株にも目を向けさせることで、流通市場の発展促進を狙っている。
ボレロのウェブサイトから、iOS版とAndroid版を無料でダウンロードできる。登録後はボレロが開催しているイベント「Inspiration Sessions」に参加し、バーチャル・ウォレットに用意された1000ボレロを資金調達ラウンドで気に入ったスタートアップに投資する。ラウンド終了時に業績によって勝敗が順位づけされるという仕組みだ。( FinTech online編集部 )
【編集部のオススメ記事】
・「信用経済」という新たな尺度 あなたの信用力はどれくらい?(PR)
・資産2億円超の億り人が明かす「伸びない投資家」の特徴とは?
・会社で「食事」を手間なく、おいしく出す方法(PR)
・年収で選ぶ「住まい」 気をつけたい5つのポイント
・元野村證券「伝説の営業マン」が明かす 「富裕層開拓」3つの極意(PR)