株,黒字経営,倒産
(写真=マネーゴーランド)

このレシピを実行して円貯まる!

【材料】
・黒字倒産

【Point】
①経営が黒字でも倒産する
②決算書は普通の会計感覚とは異なる
③企業のキャッシュフローを見る

株式投資をする中で、企業の経営状況を見るために決算報告を確認する人も多いでしょう。会社の決算報告を見るとおおよその経営状態を見ることができます。決算報告の見方がわかっていると株式投資でも大きな武器となるのです。

「数年分の決算報告書を見た限りでは経営は黒字で、株価が上がりそうだから投資しよう!」

おそらく多くの人は“経営が黒字”ということで投資しようと考えるでしょう。しかし、このような人は今後要注意と言えます。というのも最近、黒字倒産という言葉にもあるように経営が黒字であるにも関わらず、倒産をする企業が少なくないのです。

黒字なのに倒産する意味がわからない!と思われる人は必ずこの記事に目を通してください。それでは黒字倒産についてお話しします。

取引完了でも利益を受け取っていない?

まず、倒産とは何か?ということですが、おおよそ返済しなければならないお金を返済できない状況にあることを指します。例えば、私たちでもクレジット決済すれば、1ヶ月後にお金を返さなければなりません。

企業も銀行からお金を借りて事業投資しているので、お金を返さなければならない時期が決まっています。その返済時期を1ヶ月後とします。

経営が黒字であれば、当然その返済金を払えるように感じます。しかし、ここに私たちの考えと実際の決算書にはギャップが存在します。

というのも決算書には取引上利益を上げた取引を記載します。もっと簡単に言うと実際にお金をもらっていなくても取引が書類上成立していれば、全て決算書に書いてしまうのです。

例えば商品を取引先に納品したものの、お金は後払いだとします。このような場合でも決算書には取引が完了し、利益として受け取っていないお金も書いてしまうのです。

そうなると決算書には利益を書いているので、見た目の経営は黒字に見えます。しかし、実際のお金は企業に入っておらず、1ヶ月後の支払いに対応できない状況ができてしまうのです。

こうして経営は黒字であるのに、返済金が用意できず倒産してしまう企業が存在するのです。

このような状況にならないためにも株を買うときはしっかりと経営状況を吟味する必要があります。また、吟味の方法は別の記事に書かせてもらうのでチェックしてみてください!

【執筆者プロフィール】
河崎 鷹大
現役神戸大学生。大学在学中にネットビジネスに出会い、受験、恋愛、ビジネスなど様々なコピーを手がける。現在は輸入ビジネス、転売、情報コンテンツビジネスなど様々なネットビジネスを幅広く手がける。(提供: マネーゴーランド )

【関連記事】
年に4回も株主優待がもらえる!今注目したい人気の優待株とは
配当金と株主優待はどっちがお得?株主優待は本当に株主のためになっているの
わずか10株で株主優待!?5月の注目株主優待はこれだ!
株主優待を有効活用でいていますか?もう一度気をつけたいたった一つのポイントとは
株で失敗しない人は損の仕方を心得ている?今日からできる上手な損の出し方とは