5月10日に発表された「ヘッジファンドマネージャー高所得ランキング」では4位以下に大きな入れ替えが見られ、6人のマネージャーが新たにトップ10入りを果たした。

トップ3は昨年に続き、Citadel、Renassance Tecnologies、Bridgewater Assosiatesのランキング常連トップマネージャーだが、同じく3位にAppaloosa Managementのテッパー氏、7位にはTwo Sigma Investmentsからオーバーデック氏とシーガル氏がランクインするなど、昨年とはガラリと様変わりしている。

注目すべきは、トップ7中6人が投資ソフトを屈指する「ハイテク・ファンドマネージャー」であるという点だ。

人工知能(AI)の専門家でもあるシーガル氏は「人間の頭のデキは100年前から進化していないーーというのが投資界の問題だ」と、昨年から既にこうした動きを予想していた。
首位のグリフィン氏やサイモン氏など高所得層の収入は昨年より平均5億1760万ドル(約563億3558万円)増えているが、2年前と比較すると4割も減少傾向にある。また中間層の平均報酬は2億7500万ドル(約299億3100万円)と過去5年間で最低水準に落ち込んでいる。

昨年最も稼いだマネージャー11人 首位は10位の5倍以上の収入

10位 ジョセフ・エデルマン(Perceptive Advisor)3億ドル/約326億5200万円
10位 クリストファー・ホーン(The Children's Investment Fund Management UK)3億ドル/約326億5200万円
9位 O.アンドレアス・ハルバ—セン(Viking Global Investors)3億7000ドル/約402億7080万円
7位 デヴィッド・シーガル(Two Sigma Investments)5億ドル/約544億2000万円
7位 ジョン・オーバーデック(Two Sigma Investments)5億ドル/約544億2000万円
6位 デヴィッド・シャウ(D.E.Shaw Group)7億5000万ドル/約816億3000万円
5位 イスラエル・イングランダー(Millenium Management)11億5000万ドル
3位 デヴィッド・テッパー(Appaloosa Management)14億ドル/約1251億6600万円
3位 レイモンド・ダリオ(Bridgewater Assosiates)14億ドル/約1251億6600万円
1位 ジェームス・サイモン(Renassance Tecnologies)17億ドル/約1850億2800万円
1位 ケン・グリフィン(Citadel)17億ドル/約1850億2800万円

(ZUU online 編集部)

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