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【Sponsored】(写真=PIXTA)

昔入った加入期間の長い保険だからと、むやみに組み替えると非常にもったいないことになる可能性がある。たしかに結婚や出産など生活の変化に合わせて保険を組み替えることも時には必要だ。しかし、なかには現在もう入ることのできない、手放したくない「お宝保険」があるのだ。

■お宝保険とは「予定利率が高く、かつ貯蓄性の高い保険」

手放したくない“お宝保険”とは、「予定利率が高くて、かつ貯蓄性の高い保険」だ。

予定利率とは、契約者が支払う保険料を算出する際に、あらかじめその保険の収益性を見込んで「差し引いておく金額の利率」のこと。予定利率が高いと、契約者は支払う保険料の額が低くなる。

1995年付近に販売されていた保険は予定利率の平均が2.5%-3%だったものの、現在は1.0%‐1.5%程度まで下落しており、同じ保障内容の商品でも保険料が上がっている。

終身保険や養老保険、年金保険、学資保険などは、満期時の保険金や解約時の返戻金等(以下、受取金)があり貯蓄機能が備わっているが、こういった商品の場合は特に予定利率が高いと商品の魅力が増す。それまでに支払った保険料の総額(払込保険料総額)を受取金が大きく上回るケースが多くあるのだ。

こうした保険が成立していた背景には、資産運用の環境が良く、高い受取金を支払っても保険会社が安定的に収益を得られていたと言う背景がある。

最近はニュースでも繰り返し報じられるように超低金利時代。以前のようなお宝保険は、保険会社にとって販売できないというのが実情だ。

すべての営業マンがとはいわないが、せっかくのお宝保険の見直しを勧められ、予定利率の低い生命保険に切り替えられることがある。見直しの仕方によっては、現在の低い予定利率が適用されることには注意が必要である。また「見直しで保障が大きくなります」と言う説明を受けた場合、大きくなった保障が掛け捨てタイプになっていないかどうかは、特に気をつけたいポイントだ。
「保険の見直しをしませんか」という営業マンの誘いが、本当に自分のためになるのかどうかは見極めなければならない。会社の密命ならぬ密指示を受けた、このような「お宝保険ストッパー」には気をつけたい。

■お宝保険だけど保険料が高すぎる……という場合にどうすればいいか

幸運にもお宝保険に長期間加入していて、高額の受取金が期待できる場合、どのように考えるといいのか。

それは間違いなく、「現在の保険にそのまま加入する」ということだ。受取金を老後生活の原資に見据えている人は、短期的な視点で保険料の安い商品に変えることは避けていきたい。

ただお宝保険の保険料が高いために生活を圧迫しており、加入継続が難しい場合は、このように考えたい。

(1) 終身保険部分だけを継続する

ひとつの方法は「終身保険部分だけを継続する」という方法がある。解約返戻金が大きい終身保険を継続し、現在の生活に合わない医療保障などの特約部分を削減する方法だ。これにより、保険料の負担を減らすことができる。

(2) 払済保険での見直し

特約の保障額を削っても変わらず保険料負担が苦しい場合は、「払済」という方法がある。払済とは、現在加入している保険の払い込みを停止して、その時点で積み立てられていたお金を原資にして、保険金額を下げて契約を継続する方法である。この場合、保険は新しくなるものの、以前の高い「予定利率」が継続するということが、この方法の最大のメリットだ。
なお、保険金額が下がる点や特約が消滅する点等のデメリットについても検討が必要である。

■「見直し」が必要かどうか、先入観を持たずに考えるべき

「生命保険は見直しを前提とすることが時代に適したアドバイス」とする向きもあるが、見直さない方のメリットが大きい場合、もしくは特約部分のみの削減によって効果が最大値になる場合がある。先入観を持たず考えたい。

自分の保険がお宝保険か否か、お宝保険と判明した際にどう対応するか、自分一人で決断できない場合は、FP(ファイナンシャルプランナー)による無料相談を利用してみてはいかがだろうか。お金のプロであり、かつ、特定の保険会社に属した営業マンではないため、親身に相談してもらうことができ、あなたにとってベストな選択を提案してくれることだろう。大切に残すべきお宝保険についても、しっかりと見極めてくれるはずである。