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(画像=Webサイトより)

「ビットコイン」を中心に注目を集めてきた仮想通貨。その普及が進んでいる。

ビットコインや仮想通貨の技術的な基礎にもなっているブロックチェーンといった言葉も広がってきている。仮想通貨の取り引きのハブとなる取引所の立ち上げも続いており、仮想通貨に触れられる機会も増えてきているといえそうだ。

次々と立ち上がる仮想通貨取引所や、日本円などの法定貨幣と仮想通貨を交換する交換所も出てくるなど、一般から仮想通貨に触れる基盤も整いつつある。

ビットポイントが仮想通貨取引所を立ち上げ

仮想通貨の取り引きについての最新の動きには、もちろん最新の取引所の立ち上げがある。その一つがビットポイントジャパンの仮想通貨取引所の運営開始だ。

同社はリミックスポイント <3825> の子会社で、「ビットコインをはじめとする仮想通貨取引所の運営によって『新しいお金のあり方』を提案・創造していく」としており、仮想通貨についての新たな選択肢を提供する構えだ。

現時点では、ビットポイントジャパンは6月4日から口座開設の受け付けを始める予定としており、取引所の運用開始に向けた準備を着々と進めつつある様子だ。

サービス内容はまだ詳しく紹介されていないが、同社サイトでは、取引所運営のほかに「仮想通貨の現物取引(仮想通貨交換サービス)」「仮想通貨の送金・受金サービス」「その他仮想通貨周辺サービス」「システム利用の推奨環境」などが示されており、今後、詳細が明らかになるようだ。

実はたくさんある仮想取引所と仮想通貨

最近では、ビットコインに限らず仮想通貨の取引所の数も増えている。仮想通貨そのものも多くの種類が登場しており、取引所をどれにするか、あるいはどの仮想通貨を使うのかなどまだまだ迷いどころも多い。

ざっと名前を列挙してみよう。仮想通貨の取引所では、ビットバンク、レジュプレス、BTCボックス、bitFlyerなどがある。ほかにも、ビットコインを保管しておく「ウォレット」でもBitcoin Core、Bither、GreenBits、MultiBit HD、Electrum、mSIGNA、Bitcoin Wallet、breadwallet、Mycelium、BitGo、GreenAddress、Coinomiと多くの種類がすでに存在する。

仮想通貨の種類も見てみよう。最も有名な仮想通貨の一つビットコイン以外にも、ライトコイン、リップル、モナーコイン、エターナルコインなどさまざまなものがある。

列挙したもの以外にも多くの仮想通貨があり、その数はすでに700にも及ぶとも言われており、仮想通貨そのものと、取引所の組み合わせも膨大な量になりそうだ。

ビットポイントは「イーサリアム」も取り扱いへ

ビットポイントの仮想通貨取引所でも、ビットコイン以外の仮想通貨の取引も行う予定だという。具体的には、「イーサリアム/円」「イーサリアム/米ドル」「イーサリアム/ユーロ」を取り扱う予定で、ビットコイン以外の仮想通貨も取り扱う姿勢をすでに打ち出している様子だ。

イーサリアムは、ブロックチェーンのような技術を使った、自動的に執行される電子契約のプラットフォーム(契約や取引の情報処理基盤)とされる。「イーサリアム」を用いた仮想通貨もすでに登場しており、ビットポイントも同仮想通貨を取り扱うとみられる。

さまざまな技術的な基盤から派生する仮想通貨の取引基盤が整備され、より普及していく流れだと言えるだろう。ビットポイントの取り組みを含めて、今後、仮想通貨がどのように浸透していくのか、見守る価値はありそうだ。( FinTech online編集部

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