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(写真=PIXTA)

最近は日本よりも、海外の不動産への投資を検討する人が増えているようです。海外不動産投資を行うメリットには、国内の不動産以外に分散投資が行えることや、都心の高級コンドミニアムなど条件の良い物件を日本よりも安く購入できること、そのうえ新興国では今後の経済成長が期待できることなどが挙げられます。

2016年4月の訪日外国人数は約208万人で、単月の訪日数の過去最高を更新しました。観光客の急増で宿泊施設が不足し、5月にはAirbnbとカルチュア・コンビニエンス・クラブが民泊拡大に向けたパートナーシップ契約を発表しました。今後はAirbnb投資なども含めたグローバルな不動産投資がより求められることになりそうです。

海外投資やAirbnb投資をするうえで問題になってくるのは「言語の壁」です。英語でのコミュニケーションは不可欠となるでしょう。今回は、海外不動産投資などの場でよく使われる英語や、書面に出てくる英単語をご紹介します。

不動産物件に関する用語

● Resale : 中古の物件
ちなみに、新築物件のことは「Newly-Built」や単純に「New」と呼びます。

● Condominium : 分譲マンション
ちなみに、戸建て住宅のことは「Single Family Home」などと呼びます。

● HOA : 集合住宅などの管理組合
「Home Owner's Association」の略で、戸建住宅以外の、コンドミニアムなどの集合住宅の管理組合を指します。日本と同じように、各世帯から「HOA Due(管理費)」を徴収し、物件の修繕・管理等を行います。

● Property Tax : 固定資産税
不動産に掛かる固定資産税のことを指します。なお、期日までに固定資産税を支払わない場合、留置権が物件に付けられますが、留置権のことを「Lien」と呼びます。

● Special Assessment : 追加金
自然災害などが発生した際に支払う必要のある特別費用や、集合住宅などで屋根の改修やエレベーターの設置などを行う際に徴収する費用のことを指しています。

不動産投資に関する用語

● Vender : 売主

● Vendee : 買主

● Showing : 物件を見せること
売主が、内見を希望する買主に物件を見せることを指します。

● Mutual Acceptance : 売買契約についての合意
売主と買主の間で、あらゆる条件に関して合意することを指します。

● Dual Agency : 両手取引
不動産仲介のエージェントが、売主と買主両方のエージェントを行うことを指します。

● Commission : 仲介手数料
不動産売買の際に掛かる仲介手数料のことです。日本でも「コミッション」と呼ばれることがあります。

利回りに関する基本用語

不動産投資をする上で大切な利回りに関する用語は、日本語でも専門用語を多く用います。

● NOI : 純利益
「Net Operating Income」の略で、予想される総家賃収入から、空室・滞納などの想定されるリスク、管理費や固定資産税などの運営費を差し引いた純粋な営業利益のことを指します。日本では「ネット」「キャッシュフロー」などと呼ばれることもあります。

● GPI : 総潜在収入
「Gross Potential Income」の略で、1年間、空室や滞納、家賃の値下がりなどがない場合の家賃総額を指します。日本では「グロス」と呼ばれることもあります。

● EGI : 実効総収入
「Effective Gross Income」の略で、家賃収入の総額予想金額から、空室や滞納による損失額を想定して差し引いた額を指しています。

● OPEx : 運営費
「Operating Expenses」の略で、各種税や管理費など、投資物件を運営していく上で掛かる経費のことを指します。

契約・書類に関する用語

● Residential Contract For Sale And Purchase : 売買住居契約書
物件の所在地、契約日、手付金、買主と売主の氏名、その他の条件などを記載した契約書のことを指します。

● Exclusive Right of Sale Listing Agreement : 物件売買に関する契約書
物件を売る際に、売値や契約期間、売主と仲介業者についてなどの情報を記載した契約書のことを指します。

● Assignment of rents and lease : 賃借権の譲渡
不動産物件のローンが残っていても、譲受人が物件を貸し出して家賃収入を得て、その収入から残りのローン返済を行うことを許可することを指しています。

● Deed : 不動産譲渡書類
不動産の名義を変更・移転する場合などに使用される登記書類のことを指します。

まとめ

不動産投資に関わる英語表現の中で、最低限知っておきたい用語について紹介しました。これらはほんの一部ですので、今後海外不動産投資を考えている人は、会話の中で出てきてもヒアリングができるように、初心者向けのオーディオブックなどで勉強してはいかがでしょうか。

海外不動産投資を行うためには、ある程度の英語を理解できることはもちろんのこと、まずは日本国内での投資経験が必要です。不動産投資や取引の基本的な部分が分からず、英語が理解できないとなると、海外不動産投資での成功は困難となるでしょう。まずは国内の不動産投資である程度の実績を積んでから、海外不動産投資を検討することをお勧めします。(提供: 不動産投資ジャーナル

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