モーニングスター社会的投資株価指数

この指数は「MS-SRI」とも呼ばれ、モーニングスター社と特定非営利活動法人パブリックリソースセンターが共同で開発した指数であり、日本企業を対象としている。

企業規模などの選定基準を使わず、環境保護や雇用の重視、法令遵守、情報開示など、社会的に大きな貢献を行っている企業を主に投資対象としている。2003年7月より公表が開始された。約150銘柄が組み入れられ、東証一部企業のウエイトが圧倒的に多いため、日経平均株価やTOPIXと連動することが多く、日本のマーケットの大きな流れと同じ値動きになることが多い。

FTSE日本グリーンチップ35

この指数は、東京証券取引所第一部、第二部に上場している時価総額100億円相当以上の銘柄で、流動性がある1250銘柄程度を「代替エネルギー」「次世代自動車」「水資源」などに分類して、この各分野の中から売上高が大きい銘柄を順に選び最終的に35銘柄で構成されている。

銘柄数が絞り込まれているので、一般の株価指数に比べて大きく変動することがあるのが特徴である。主な組入銘柄は本田技研工業、パナソニック、トヨタ自動車、ソニーなどであり、大きな割合を占めているため、良くも悪くもこれらの企業の業績や株価に影響されやすいという特徴がある。

S&P 500配当貴族指数

S&P500構成銘柄のうち、過去25年に渡って連続して毎年増配している優良大型株のパフォーマンスを測定している指数であり、約50銘柄が組み入れられている。有名な銘柄としてはコカ・コーラやアフラック、ジョンソンエンドジョンソンなどがある。

企業を取り巻く環境は日々変化するものであるが、その中で25年以上という長きに渡り増配しつづけるというのは並大抵のことではなく、ここに組み入れられている銘柄は、どのような環境になってもパフォーマンスを上げることができる「企業力」がある企業と言えるだろう。超優良企業ばかりが組み入れられているので、個別銘柄株式を買う際にも、参考にしたい指数である。

このように、個性をもった指数がたくさん存在する。それらのことをよく知り、うまくポートフォリオに組み込んでいくことがこれからは重要になっていくだろう。(ZUU online 編集部)

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