バフェット氏,ソロス氏,億万長者指数
(写真=Thinkstock/Getty Images)

自分で銘柄を選ぶのが面倒だという人は投資信託を使うのも一つの方法であるが、組み入れられる銘柄はファンドマネージャーに一任されているため、もちろんながら選ぶことはできない。自分でポートフォリオを考えるのは難しいが、投資信託に丸投げするのもどうにも気がすすまないという人は、「指数」に注目してみてはいかがだろうか。

マーケットには面白い指数がたくさん存在している

日本で代表的な株価指数といえばTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価、JPX日経インデックス400といったオーソドックスな株式指数がある一方で、とても個性的な指数も存在する。明確な選定基準を持ち、その基準をクリアした銘柄のみが組み入れられている個性的な指数だ。それらの指数では、組み入れられている個々の銘柄のパフォーマンスも期待できるので、より高い利益を期待することができる。

その指数の選定方針と自分の投資の考えが合うのであれば、ポートフォリオに組み入れることでより高いパフォーマンスを狙っていくことができ、投資の面白みも増すのではないだろうか。あなたが買いたいと思うような個性的な指数を見つけ、資産運用に活用しよう。

億万長者指数

億万長者指数とは、ウォーレン・バフェットやジョージ・ソロスといった世界的に有名な投資家がどのような銘柄に投資しているのかということを知る指数である。

これらの投資家が共通して投資している約30銘柄で構成されており、彼らが証券取引委員会に提出している書類から得たデータを元に指数が算出されている。彼らは明確な哲学に基づいて投資を行なっており、長年にわたり高いパフォーマンスをあげてきているため、どのような銘柄が買われているのかということを定期的にチェックすることは自分自身のポートフォリを見直す際にも参考になる。

「S&P企業グループ指数」~三菱系企業群~

この株価指数は、日本の株式市場に上場している企業のうち、主に三菱グループに属すると認識されている企業で構成されている。

三菱UFJ投資信託とS&Pが共同で開発したもので、2001年4月2日の時価総額を100として指数化されている。組入銘柄は、三菱商事、三菱重工業、三菱地所をはじめとする25の企業で構成されている。

指数が開発された2001年当時から組入銘柄はほとんど変わっていない。2015年6月の最高値の170をつけて以降は下降曲線をたどっており、2016年7月末ではおよそ118と振るっていないが、そのブランド力は大きく、長期的な視野で考えて保有しておくことも良いと思われる。

S&P日本地域別指数~東海~

この指数は、本社が愛知、岐阜、三重、静岡県の東海地方にある企業で、流動性の高い大型株50銘柄のパフォーマンスを表した指数である。

東海地方はものづくり経済圏ともよばれており、また東海地方を代表する企業といえば言わずと知れたトヨタ自動車である。代表的な組入銘柄はトヨタ自動車、スズキ、デンソー、豊田自動織機など輸送用機器の割合が多い。2001年9月21日(終値)の時価総額を1000として指数化しており、指数開発時から常にTOPIXのパフォーマンスを上回っている。

2015年7月に2800をつけて以降は下降曲線をたどり、2016年7月にはおよそ2200となっている。輸出企業が多いことから輸出先の景気の動向に売上が左右されやすいことと、円高になると営業利益が圧迫されるため、為替動向に注意が必要である。