ローンの支払いはどうなる?

一方、ゴジラに住宅が破壊されてしまったら、住宅ローンはどうなるのか。基本的には、災害などに遭って家が半壊・全壊して住めなくなってしまっても、住宅ローンの支払いは続けなければならない。ゴジラに家を破壊された場合でも、同様と考えられる。まずは借り入れ先の金融機関に相談し、支払いの猶予や金利の減免が受けられないか確認する必要がある。

ただ、東日本大震災の時には、被災者を救済するための措置がいくつも講じられた。住宅金融支援機構では、返済金の払込みを据え置くなどし、民間金融機関でも一定期間は支払いを猶予するなどの対応を取った。今後も甚大な被害が出るような災害の場合は、こうした措置が取られる可能性も考えられる。

ゴジラはフィクションであり、実際にはこのような被害はあり得ないことであっても、「同様な災害が起きたら……」と考えてみると、非現実的な話ではないと感じたのではないだろうか。特に近年、日本だけでなく世界中でこれまでにはなかったような災害が頻発している。そんな時、家族や自分自身、自宅などを守るためにはどのような備えが必要なのか。今加入している保険ではどの程度補償されるのか。ゴジラの襲撃はないとしても、災害時の補償について一度確認することをおすすめする。

武藤 貴子 ファイナンシャル・プランナー(AFP) 、ネット起業コンサルタント
会社員時代、お金の知識の必要性を感じ、AFP(日本FP協会認定)資格を取得。二足のわらじでファイナンシャル・プランナーとしてセミナーや執筆を展開。独立後はネット起業のコンサルとともに、執筆や個人マネー相談を中心に活動中。 FP Cafe 登録FP

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