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(写真=PIXTA)

マイナス金利の導入で住宅ローン金利が下がり、不動産購入を検討する人が増えるとみられている。実際、住宅金融支援機構によると、住宅事業者の65.3%が前年より受注・販売数が増加するとみているのである。しかし、不動産購入は高額なものだけに、金利の低さだけで決めるのは危険である。そこで、今回は不動産を購入する際の注意点について紹介したい。

不動産選択の注意点

不動産を購入する上では価格も重要であるが、それ以上に重要なのが「不動産そのものの良し悪し」である。詳しくは後述するが、いくら金利が低くても、自分のニーズや環境に適さない物件を買っても意味はないからである。当然のことのように思われるかもしれないが、人は「今買わなければ損をする」となると強迫観念に駆られて冷静さを失うこともある。

不動産そのものの良し悪しを判断するうえで、重要なのは「立地」である。建物は気に入らなければリフォームすればいいし、最悪建て替えだってできる。しかし、立地だけは引っ越さない限り問題は解消しない。立地というと駅からどれくらいの距離かという点が注目されるが、スーパーや学校などの生活に必要な施設が近くにあるかどうか、近隣にゴミ屋敷などはないか、あるいは周辺のセキュリティ面などについても気をつけたいところである。