Timing
(写真=PIXTA)

初心者に限らず、投資家に幅広く支持されている投資信託(投信)。2016年8月現在、約5,000本(私募除く)が運用されています。

数が多いことから選ぶのはなかなか容易ではなく、書籍やインターネットに「投信を買うためのポイント」が掲載されていることが多くあります。そして、買う前だけではなく、買った後にも考えるべきことがあるのです。

買った瞬間、売った瞬間には価格が分からないのが特徴

買った投信の買い増しを考える人も少なくありません。投信は貯金とは違って金融商品です。基本的に、毎日その価値は変動します。投資家に利益が還元される商品もあり、この分配金を楽しみにしている投資家も多数います。

日本株を投資対象にした投信について日本株への投資と比べたとき、その違いの一つが、購入価格が(ほぼ)リアルタイムで分かるかどうかです。株式と違って投信は、基準価額が算出されるのが注文を締め切った後の午後3時(15時)以降です。一般に、翌日の新聞などに掲載されて分かります。

売却(解約)についても同様で、解約の注文を出した時点では「いくらで売却できたのか」は分かりません。また振り込みにも数営業日かかります。