Smile
(写真=PIXTA)

「芸能人は歯が命」なんて言葉は昔のことで、現代は芸能人でなくても歯が命の時代なのだ。あなたの笑顔がどんなに素敵でも、口から見え隠れする歯が黄ばんでいては、マイナスの影響をもたらす。

白い歯に対する現代人の印象の持ち方を理解し、経営者がすべきデンタルケア方法を紹介しよう。

歯の色ひとつであなたの印象は全然違ってくる

ただ歯が黄ばんでいるだけで、あなたの印象はマイナス方向へとイメージダウンしてしまうだろう。また、どんなに笑顔が素敵な人でも、実年齢よりも3歳ほど老けて見られてしまうのだ。

アンケートサイト『 Qzoo 』が、20~40代の男女300人に対して行った『歯の白さに関する意識調査』の結果を基に細かく見ていこう。

まず、歯が黄ばんでいる人にどのような印象を持つかという質問に対して、「笑顔の輝きが減る」(84.3%)、「不潔に見える」(80.0%)、「老けて見える」(71.3%)などと回答している。

また、イメージダウン度合いも、50%以上と答えた割合が7割近くという結果が出ている。100%イメージダウンすると回答している人も、約2割にのぼっている。実に5人に1人という割合だ。

同じ人物の写真で、歯の色だけが白いものと黄ばんでいるものを同時に提示して何歳に見えるかという質問をすると、歯が黄ばんでいる顔写真は歯が白い顔写真よりも3歳前後老けて見られてしまうという結果が出ている。

また、歯の色はビジネスにおいても印象に大きな差が出ている。特に営業職の人は気になるようだ。「一緒にし仕事をしたくない人」と思う人の見た目条件を調査してみると、第3位に「歯が黄ばんでいる」が出てくる。

その他にも、コミュニケーション・恋愛においても大きな差が生まれている。つまり、異性に「モテる」人はコミュニケーション能力も高く、加えて歯が白い人は「世渡り上手」で仕事も「デキる」という結論が出ている。

日常ケアの方法

毎日歯磨きをしていても、歯はどうしても黄ばんでしまう。この黄ばみの原因が「ステイン」と呼ばれるもので、毎日の歯磨きである程度は取り除くことができるが、どうしても残ってしまいがちになる。より確実に取り除けるよう、日常で行いたいケアを紹介しよう。

1. デンタルフロス
比較的安価で手に入れることができ、効果も大きい。あなたの歯をお風呂のタイルで例えるなら、歯間は目地だ。ここをキレイにすることで、虫歯予防にも歯周病予防にもなる。

2. 飲み物や食べ物に気を付ける
コーヒーや紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、ケチャップ、ソースなど色味の強いものを口にすると、歯の表面に少しずつ色素が沈着していってしまう。

完全に取り除くことはほぼ不可能なので、意識して早めに歯磨きをしたり、せめて水で口をゆすぐといった対応をするだけでも結果は全く異なってくる。

3. 歯の汚れを落とす食べ物を取り入れる
歯を白くするとまではいかなくても、黄ばむことを阻止してくれる食べ物がいくつか存在している。例えば「パパイヤ」だ。パパイヤに含まれるパパインという酵素にはタンパク質を分解する作用があり、歯の表面についた汚れを落としてくれる。その他、ゴボウやセロリ、ビーフジャーキー、スルメ、アーモンドあたりが歯の黄ばみを抑える食べ物として挙げられる。いずれもよく噛まなければならないので、歯の汚れが取り除かれ、唾液の分泌を促してくれる。