「2016年米高所得職業ランキング」が発表され、1位には外科医が輝いた。米国の2016年の年間所得平均値を職業別に比較してみると、小売店レジ係が1万6000ドル(約165万円)、セールス・マネージャーが5万4657ドル(約565万円)。

対する外科医の基本給平均値は約1867万円、時給ならば9333円。高所得が狙えるだけではなく、2024年までに14%の雇用率上昇が期待されている将来有望職でもある。

米労働統計局の2014年のデータによると、米国における外科医の雇用は約71万人。4年制大学を卒業後、4年間医大で学び、その後さらに3年から7年のインターンシップで経験を積むというのが、一般的な外科医への道だ。

2位以降には弁護士、薬剤師、ファイナンス・マネージャーといった典型的な高所得職もランクインしているが、トップ15中過半数がIT関連の職種という時代の流れを実感させる結果になっている。中でもソフトウェア開発マネージャーや設計者は、2位の弁護士を追いあげる勢いで、外科医と並んで今後も注目の職業として挙げられている。

このランキングは米大手人材派遣会社、Glassdoorが、ユーザーから収集した所得情報をもとに作成したものだ。

高所得職業トップ15と基本給の平均値

15位 ファイナンス・マネージャー 11万5000ドル(約1189万円)
14位 システム設計者 11万6920ドル(約1209万円)
13位 薬剤師 11万8000ドル(約1220万円)

9位 アプリケーション開発マネージャー 12万ドル(約1241万円)
9位 契約担当マネージャー 12万ドル(約1241万円)
9位 ソリューション設計者 12万ドル(約1241万円)
9位 ITマネージャー 12万ドル(約1241万円)
8位 集積回路設計者・エンジニア 12万7500ドル(約1319万円)
7位 ソフトウェア設計者12万8250ドル(約1324万円)
5位 ストラテジスト 13万ドル(約1168万円)
5位 薬局管理者 13万ドル(約1168万円)
4位 ソフトウェア開発マネージャー 13万2000ドル(約1170万円)
3位 R&D(研究・開発)マネージャー 14万2120ドル(約1468万円)
2位 弁護士 14万4500ドル(約1493万円)
1位 外科医 18万ドル(約1867万円)

(ZUU online 編集部)

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