Juttoku.,お香,ブレンド

(写真=プレミアムジャパン)
(写真=プレミアムジャパン)

思い思いの香りを調合していた平安貴族たちの楽しみを体験

かつて平安時代の貴族たちは、自分たちで「香り」を調合して楽しんでいました。目に見えない香りをじっくり聞きながら、自分自身とも向き合う。そんな心洗われるひとときが体験できるワークショップが開催されています。主催は、お香ブランドの「Juttoku.」。東京都新宿区の神楽坂弁天町本店、表参道店で、毎日開催されています。

「Juttoku.」のお香は、天然香料のみが厳選されて作られています。淡路島で熟練の調香師が調合し、伝統技法によって職人が一つひとつていねいに手作りするお香です。お店では、長野県の職人が作る梅結びの水引があしらわれたギフト包装も評判。それぞれに意味がある4色の水引が用意されています。

Juttoku.,お香,ブレンド

Juttoku.,お香,ブレンド

(写真=プレミアムジャパン)
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日本で最初にお香の原料が伝わったのは、西風が吹き抜ける淡路島

「お香」は日本人にとって身近なようで、そこにどんな歴史や文化が根ざしているのかは意外と知られていません。ワークショップでは、まず最初に日本のお香のルーツを改めてひもといていきます。さかのぼれば「日本書紀」には、595年にお香の原料となる「香木」が日本の淡路島に漂着したことが記されているそう。瀬戸内海から吹き抜ける西風が練り込んだお香を乾燥させる工程にも役立ったことで、淡路島では腕のいい職人が育ち、お香の製造技術が磨かれていきました。

これまでの長い歴史の中では、先人たちが暮らしのさまざまな場で香りをうまく利用しています。そこには、現代につながる楽しみ方のヒントも隠されているようです。