世界の消費者が選ぶ「食べ物が美味しい国ランキング」で、日本が世界5位に選ばれた。
SUSHI(寿司)・TERIYAKI(照り焼き)・TEMPURA(天ぷら)・MISO SOUP(味噌汁)・UDON(うどん)」など日本人にとって馴染み深い食べ物が、日本を代表するグルメなメニューとして世界中の人々に愛されている。
実際天ぷらなどは油分が高く、寿司も栄養が偏っているのだが、海外では全般的にヘルシーなイメージが定着しているようだ。また「WAGYU(和牛)」、特に「KOBE BEEF(神戸牛)」は、グルメを自称する海外の人々の間では象徴的な存在となりつつある。
このランキングは消費者によるオンライン投票サイト「TheTop10」で随時更新されているため、評論家やジャーナリストではなく庶民の生の声をリアルタイムに反映している。
1位イタリア、2位メキシコ、3位インドが「食の3大国」という結果に。1位のイタリアは豊富な種類のパスタやピザに人気が集中しているものの、「食に対する文化と誇り高き国」として高評価を受けている。タコスやトルタスで知られる2位のメキシコは、「食のすべてが集結した国」。カレーやサモサが有名な3位のインドは、「他国の料理とは比較にならない素晴らしさ」と絶賛されている。
美食国の象徴的存在とされるフランスは4位。さらに意外なのは、「大味」と形容されることの多い米国と英国が、堂々のトップ10入りを果たしている点だ。
支持派の意見は「米国はハンバーガーやホットドッグスだけではない。バーベキューやバラエティー豊かな郷土料理もある」「ローストディナー、フィッシュ・アンド・チップス、スコーン・・・英美食を数えだしたらきりがない」と、飾り気なしの自国料理が逆に真のグルメであることを主張している。このあたりに一般庶民の声が強く反映されていて、個人的には非常に好感がもてる。
ちなみにランキングの最下位、153位は南コーカサスの共和国、ジョージア。投票制というランキング法を考慮すると、けっして料理が美味しくないというわけではなく、単に馴染みの薄い料理というだけだと推測される。しかし投票コメントには「カエルの揚げ物や他国では食べない生き物も食べる」とあるので、万人受けするかどうかは謎だ。
消費者に人気のグルメ10カ国
10位 英国
9位 スペイン
8位 タイ
7位 米国
6位 中国
5位 日本
4位 フランス
3位 インド
2位 メキシコ
1位 イタリア
(ZUU online 編集部)