30 to 40
(写真=PIXTA)

保険は生涯を通して加入するものですが、年代によって必要な保険は変わってきます。一般的に病気のリスクは加齢とともに上昇するため、保険料も加齢とともに上昇していきます。

生命保険や医療保険はいつ加入するのがベストなのか、30代〜40代における保険の考え方をまとめました。

30代〜40代の医療保険

医療保険とは、病気で入院した際に保険金を受け取れる商品です。病気の原因はさまざまですが、現代人においては食生活やストレスによるものが増加している傾向にあります。30代といえば働き盛りの時期であり、仕事によるストレスや長時間勤務による食生活の乱れが起こりがちです。そのような要因から、30代から医療保険の必要性はあると考えられます。

医療保険、生命保険ともに各保険会社は常に新しい商品を発売しています。過去に販売していた商品よりも優れた商品が販売されることもあるので、保険の切り替えなど定期的な見直しが必要となります。20代や30代の時点で加入した保険があり、現在も加入し続けているのであれば、40代は見直し適齢期と言えるでしょう。

保険料は加齢とともに上昇しますが、商品自体の保険料水準が下がっていれば、保険を切り替えて保険料が下がるケースもあります。保険加入をした代理店があるのであれば、保険の見直し依頼を行うことをおすすめします。

30代〜40代では何を考えるべき?

30代〜40代で考えるべきことは、以下のような事柄が考えられます。

まずは、親の介護リスクです。日本は各国と比べ、高齢者の割合が多い高齢化社会となってきています。現在でも国が運営する特別養護老人ホームは満員状態で、在宅介護を行っている人が多く存在します。自分の親が介護状態になったら誰が世話をするのか、施設に入居させるなら資金はどうするのかを考える必要があります。これらのリスクは、介護保険を検討しましょう。

次に、老後資金の準備です。国の年金制度である国民年金や厚生年金があるといっても、それだけで将来安定した老後生活が送れるとは限りません。リタイア後に備えて一定の老後資金を準備する必要があります。生命保険のうち終身保険は、貯蓄としても利用できます。

最後に、子どもの教育資金があります。子どもが成長して高校や大学への進学を迎えると、入学料、授業料、予備校料と多くの教育資金が必要になります。これらに備えた貯蓄が必要となる場合は、学資保険で対応が可能となります。

30代で加入するメリット・デメリット

30代で保険に加入するメリット・デメリットについて考えます。

メリットとしては、保険料が安いうちに加入できるということと、健康なうちに加入できるということが挙げられます。

医療保険や生命保険は、被保険者の年齢によって保険料が変わります。30代であればまだ保険料は低い設定となっています。また、医療保険や生命保険は加入時に過去の病歴等を告知し、診査が行われます。病歴によっては保険料が割増しになったり、特定の病気が対象外になったりすることもあり、最悪保険加入自体ができない可能性があいます。そのため、30代の健康なうちに加入することはメリットとなるでしょう。

一方で、30代で保険に加入する場合は、収入面と保険料のパランスを考えなければなりません。30代で結婚して子どもがいるのであれば、必要な保障を選択することが大切です。

30代、40代におすすめする保険

30代におすすめする保険は医療保険です。理由としては健康な状態で加入できる点で、将来の病気リスクに備えるためです。病気で働けない期間の家計を支える意味でも必要性は高く、保険料負担もそこまで大きなものではありません。

40代におすすめする保険は介護保険です。理由としては親の高齢化に伴い、将来の介護リスクに備える必要があるためです。自身の医療保険や生命保険に加えて、介護保険の保険料を支払う経済的余裕が生まれていれば、検討する必要があるでしょう。(提供: 保険見直しonline

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