「オックスフォード大学やスタンフォード大学など、一流大学のオープン・オンラインコース(Mooc)が無料で受講できる」というと、まったく夢のような話に聞こえるが現実の話である。

いずれのコースも無料とは思えないほどカリキュラムが充実しており、受講資格なども設けられていない。スタンフォードは2011年から8つの無料コースを、オックスフォードは来年2月から経済学について学べる無料コースを開始する。

4000以上もMoocが世界中に、受講分野も豊富

インターネットさえあれば、好きな時間帯に好きな場所から自分のペースに合わせて学習できるという手ごろさが受け、過去数年ですでに世界中で何百万人という卒業生を輩出したMooc。

Moocを含む無料オンラインコース情報サイト、クラス・セントラルの統計では、Mooc人気が急騰し始めた2013年を境にコースの幅も急拡大し、世界各国で現在4000以上のコースが提供されているという。ビジネス・アンド・マネージメントからエンジニアリング、教育、社会学、アート、プログラミングまで、分野も非常に幅広いのが魅力だ。

スタンフォードは オープン・クラス をとおし、「人間とコンピュータの相互作用(HCI)設計」の初級コースや「アルゴリズム設計・分析」コースなどを提供している。

オックスフォードは、ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学によって設立されたedXと提携し、来年開始する無料コースは 経済発展コース だ。発展途上国の国家経済が、時代に見合った産業経済に転換するプロセスについて、広範囲な角度から学べる。

指導にあたるのは、2010年にオックスフォードが公共政策学部として設立した、ブラバトニック・スクール・オブ・カバメントのポール・コリアリー経済学教授。49ポンドを支払えば修了証も発行して貰える。

いずれのコースも英語ベースとなるが、世界中どこからでも受講が可能だ。興味があるならば、是非とも挑戦してみるといいだろう。(ZUU online 編集部)

【オススメ記事 PR】
「従業員からの支持率が高いCEOランキング」
世界の15歳調査、お金のリテラシーが一番あるのは「中国」
トップ企業は時給7000円超 「上場企業の時給ランキング2017」
「長く快適に働ける」企業トップ20 1位の企業「転職は厳しい」の声も
お金を稼ぐには地理を学べ 代ゼミの名物地理講師が説く「経済を地理から学ぶべき」理由