激化する電子マネー業界、auウォレットの今後は?

KDDIに続き、SoftBankも電子マネー市場に参入することが発表されており、今後さらに激化するとみられる電子マネー市場。その中でも使い勝手の良いauウォレットは今後、市場をけん引する電子マネー市場のメインサービスになっていくことが予想されます。とはいえ、他の電子マネー競合もなにかしらのサービスを仕掛けてくるはず。特にイオンリテールが展開するwaon、そしてセブン&アイ・ホールディングスが展開するnanacoが新たなサービスを仕掛けてくることが予想されます。

また、auユーザーにとってメリットのあるauウォレットですが、au以外のユーザーには魅力がわかりにくいもの。今後はユーザーを囲い込むことが何よりの戦略になりますが、auウォレットが携帯キャリア変更の動機になるかどうかは、現状のサービスだけでは難しいかもしれません。nanaco、waonをうまく使い分けているau以外のユーザーに今後どうアプローチしていくかが、auウォレットおよびKDDIとしての成長のカギになりそうです。


おわりに

今後、KDDIの成長戦略の柱になると考えられるauウォレット。auユーザーにとって、特にメリットの高いこのサービスは、携帯電話ユーザーの囲い込みにもつながることが考えられます。今後他社の電子マネー利用者、そして他社キャリア利用者にどうアプローチしていくか、そしてどのようなサービスを展開してくのか、今後のauウォレットの動きにも注目したいですね。

参考サイト
2017年度までのIT主要市場の規模とトレンドを展望(株式会社野村総合研究所) http://www.nri.com/jp/news/2012/121121.html

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photo credit: kuzyoken via photopin cc

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