FP
(写真=tsyhun/Shutterstock.com)

「家計簿を付けるのは大変」。そう考えている方も多いかもしれません。

しかし、家計簿をつけることによって家計の状況をつかみ、無駄な支出を防ぐことができるようになります。また、専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)への相談によりライフプランを作成することによって、より家計の問題点を正確に捉えることが可能となります。

ここでは、家計簿を見直す3つのメリットとFPへの相談方法について解説します。

家計簿とは? 家計簿を見直す利点

家計簿とは、家庭の収入や支出を記録する帳簿のことです。定型となるものがないことから、さまざまな形態が存在します。基本的には、お金の流れを記録するキャッシュフロー的な意味合いを持ちます。文字通り家計の帳簿であり、家計を健全に保つことが目的です。

家計簿を検証することにより、収入と支出のバランスを知ることができます。家計の収入に見合わない支出がある場合は、無駄な支出を抑えることが必要です。支出の削減により、家計の健全化や貯蓄の増加が見込まれます。また、削減できた支出を他の用途に有効に活用することも可能です。

主なメリットとしては以下が挙げられます。
・ 無駄を減らすことができる
・ 計画的にお金を使うことができる
・ 貯蓄を増やすことができる

相談の仕方

では、実際に相談をする際はどのようにすればいいのでしょうか。方法は大きく分けて2つあります。

● FPに相談する
ライフプランに合わせて資金計画を立て、経済的な側面からアプローチをする事を「ファイナンシャル・プランニング」と言います。

「ファイナンシャル・プランニング」には、保険、税金、教育資金、住宅ローンなどさまざまな事柄が絡み合います。これらをサポートする「お金のプロ」が、FPです。

FPは金銭に関する事柄だけに特化することなく、将来の目標や老後の生活設計など幅広い面でアドバイスしてくれるのです。物価の高騰や消費税の増税など家計を取り巻く環境は厳しい。そうした中、家計診断をFPに依頼するケースが増えています。

FPへの相談方法には下記のような方法があります。
・ 直接会って相談する
・ 電話で相談する
・ 家計簿を提出しアドバイスを受ける
また、FPに相談する場合は、事前に家計簿や資産簿などが相談に必要かを確認しておくといいでしょう。

【相談時】
1. FPと目標や悩みを話し合う(夢や目標を具体的にしていく)
2. FPが家計について確認する(収入や支出、家族構成、預金やローンなど)
3. FPが家計の状況をチェックする(無駄な支出がないか、夢や目標が実現可能か)
4. FPがライフプランに合ったファイナンシャル・プランを作成する
5. FPはファイナンシャル・プランが実現するようサポートする

以上がFPに家計診断をしてもらう際の流れとなります。相談後はFPの定期的なメンテナンスなども含め家計の見直しが必要です。

最近では、インターネット上で無料で相談することもできます。数字を入力することにより家計の状態を診断し、将来をシミュレーションをしてくれます。収入や支出、貯蓄額を予想して家計における問題点を即座に分析、自動作成します。しかし、あくまでも簡易的なもので、個人にあった判断をしてくれるわけではないので、注意が必要です。

FPによる家計診断で家計を改善

家計の見直しによるメリットとFPへの相談方法について解説しました。現在の家計の状況を分析することで、将来の家計の状況が予測できたり見直しすることができたりします。

FPによる家計診断は、ライフプランの設計や目標達成のうえで、有益となることは間違いありません。(提供: 保険見直しonline

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