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(写真=marekuliasz/Shutterstock.com)

人生においてどれくらいの収入が必要で、どれくらいの支出があるのか考えたことがあるでしょうか。

日本人の多くは、ライフプランや貯蓄目標を立てずに、曖昧な収支をくり返しています。しかし、シミュレーションツールを使うことで、人生における総収入や総支出を予想することができます。ライフプランのシミュレーションツールで何がわかるのかを紹介します。

日本人の多くはライフプランを立てていない

「日本人はライフプランを立てない」という説があります。資産を何に使うかという問いに、多くの欧米人は「老後を楽しむため」と答えます。しかし、日本人に同じ質問を投げかけてみると「老後が不安だから」という答えが返ってきます。同じ「老後のため」であってもかたや「楽しむため」で、かたや「不安だから」という理由です。

「楽しむため」であれば、やりたいことに合わせて必要な額というものがわかってくるでしょう。しかし「不安だから」という理由では、いくら必要なのか全く予測ができません。

日本、米国の貯蓄に対する意識調査によれば、アメリカ人は「定期的に貯蓄を行う」、日本人は「貯蓄目標や人生設計がない」との結果が出ています。イメージ的には逆のような気がするかもしれません。しかし、日本人の貯蓄率はここ10年で急降下しています。また、約8割の日本人が「目的なく貯蓄をしている」という結果も出ています。

シミュレーションしてみよう

インターネット上では、ライフプランをシミュレーションするためのさまざまなツールがあります。「ライフプラン」「シミュレーション」この二つの言葉で検索をしてみると、銀行関連のシミュレーションツールやFP関連、保険関連などさまざまなツールが出てきます。簡易的なものから詳細を診断するものまでありますので、一例を紹介しましょう。

1. 現在の年齢・性別・配偶者の有無・子供の有無・現在の年収や貯蓄などを入力する(これのみのものもあり)
2. 子どもの学校の形態(公立か私立か)やマイホームの保有状況、性格などを選択する
3. ライフイベントや未来の収支プランが作成される

その内容もツールにより異なりますが、ライフプランを通しての総収入と総支出のバランスはグラフで表示されるパターンが大半です。加えてマイホームや車の購入、定年退職といったライフイベントも西暦や年齢と対比した形で表示されます。現在の収入から考えた総収入を計算しつつ、どの時期に何を買うことができるのかを表しています。

また、年度別の収支や貯蓄額の推移、収入と支出を詳細に示したキャッシュフローも表示されます。病気になった場合や介護が必要になった場合など、より細かい情報を入力してシミュレーションすることもできます。また、FP(ファイナンシャルプランナー)からのアドバイスも見ることができます。

これら、シミュレーションツールは自分で入力することにより結果が見ることができますので、条件を変えて入力することにより違う結果を導き出すこともできます。家計の見直しに役立ててはいかがでしょうか。

シミュレーションで未来を考える

インターネット社会の今、ライフプランのシミュレーションもまた、PCやスマホなどのデバイスで簡単に行うことができます。日本人の多くが立てていないというライフプランですが、こうしたシミュレーションのコンサルティングをもとに考えてみるのはいかがでしょうか。(提供: 保険見直しonline

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