Simulation
(写真=Andrey_Popov/Shutterstock.com)

「家計簿をつけているとお金が貯まる」。そういう話を耳にすることも多いのではないでしょうか。しかし、ただ記入しているだけではお金は貯まりません。家計簿をつけ、支出を見直したり必要に応じて節約したりすることも大切です。

家計簿の付け方をマスターして、長期にわたるライフイベントを充実させましょう。家計簿の基本的なつけ方と、シミュレーションツールを紹介します。

家計簿の基本的な付け方

家計簿は意外につけている人が少ないという話があります。もっとも一度もないのではなく、長続きしないということのようです。長続きさせるためには、項目が簡単でいつでも手軽につけられるということがポイントです。途中で挫折しないために、基本的なつけ方について紹介しましょう。

1. 収入を記入
収入に関しては基本的には給料と雑収入になりますが、家賃収入やその他の収入がある場合は記載します。

2. 支出を記入
支出には食費・住居費・光熱費・被服費・医療費・教育・娯楽・交際・保険などに関する費用があります。項目分けする必要はありますが、自分がわかりやすく簡単につけられる項目を設定することが重要です。自分なりのわかる言葉で構いません。項目は最小限に留め、継続しやすい家計簿を作りましょう。

3. お金の移動のページを作る
お金の移動に関するページも必要です。口座引出・口座預金などを記載しましょう。

家計簿は家計という単位で考えているだけで、基本的には子どものころにつけたお小遣い帳とあまり変わりません。入ってくるお金である収入と、出ていくお金である支出を記入しましょう。

シミュレーションしてどんなことがわかるのか

以前は手書きタイプの家計簿が大半でしたが、PCやスマートフォンの普及により、家計簿の付け方も多様化してきています。Excelなどの表計算ソフトを使用したもの、PCのソフトやオンライン家計簿、スマホやタブレットのアプリなど、形態はさまざまです。ここでは、長期間のマネーライフを見通せるライフプランシミュレーションツールをご紹介します。

・ ライフプランシミュレーション(全国銀行協会)
基本シミュレーションとくわしくシミュレーションがあり、年齢・性別・配偶者の有無・子どもの有無・ライフスタイルを入力することにより、未来の収支プランをグラフで見ることができます。

マイホームの購入や自動車の購入なども、ライフプランとして設定されています。60歳までのマネーライフに対するアドバイス、60歳以降のアドバイス、全体にわたってのアドバイスが表示されます。家計の支出において注意しなければいけない点や注意しなければいけない時期を教えてもらうこともできます。

見直すポイント! 最も節約が見込まれるのは…?

日々の支出、月々の支出、そして一年にわたる支出をじっくり見直してみましょう。不必要な支出や過度な支出がわかってくるはずです。日用品や娯楽費などのちょっとした無駄はもちろんのこと、金額的に大きな節約が見込まれる支出があります。

最初に考えたいのは、固定費の支出です。家賃などの住居費や生命保険の保険料など、必ず支払わなければいけない金額は意外に多いのではないでしょうか。特に、保険料は大きな節約が見込まれる項目と言われています。「病気になったら不安」「万が一に備えて」などの理由で、高額な保険料を払い続けていないでしょうか。もし、数年にわたって保障内容を見直していないという場合は、保険の見直しを検討してみましょう。今の保険が本当に自分に必要なものなのか、自分に合った保険なのか、保険会社ごとのプランを比較検討してみるといいでしょう。大きな節約ができるかもしれません。

シミュレーションで改善点をチェックしよう

生きていくうえで不可欠なお金。お金の流れで生活の質は大きく変化していきます。

家計簿をつけて収支の流れを把握し、ライフプランをシミュレーションし改善点を知る。そうしたことで生涯を通じて節約できる金額が大きく変わるかもしれません。

保険料の見直しなど、上手に節約していきましょう。 (提供: 保険見直しonline

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