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遺族を癒すサービスも

新たな産業「死後のビジネス」 デジタル資産が死後の世界を変える?

遺産,死後ビジネス,遺言
(写真=pixinoo / Shutterstock.com)

世界人口の約4割相当、34億人がインターネット利用者といわれる現代社会(Internetlivestats2016年統計)。デジタル上の個人情報が、「デジタル資産」として認識されるようになったのも当然の流れといえる。

それではその資産の所有者が他界してしまった場合、遺産はどのように処分されるのだろう。通常の遺産整理と同じように処理するわけにはいかないデジタル資産を利用した「死後(Life After Death)のビジネス」が、新たな産業分野として徐々に脚光を浴び始めている。

故人からの愛情メッセージ

まずは大切な人を失う側の悲しみを少しでも和らげてくれる、心温まるサービスから紹介しよう。デジタルがコミュニケーションツールとしての地位を確立した今、死後に利用してはいけないというルールはどこにもない。

「Dead Man’s Switch」や[SafeBeyond」といったサイトに必要情報を登録しておくと、自分の死後、指定人にネットでメッセージを届けてくれる。

「Dead Man’s Switch」は登録後、定期後にいわゆる生存確認メールが届く。「まだ生きてます」をクリックすることでサイト側は死後のメッセージ配信を保留するが、未返信のまま60日が経過すると「死亡した」と判断する。そこで初めて、指定しておいた家族や友人に死後のメッセージが配信されるという仕組みだ。

当然ながらメッセージも配信先も生前に登録しておく必要がある。内容はどんなものでもかまわない。生前に共有した楽しい思い出、世話になった感謝の気持ちや労いを伝えるものから、自分亡き後の人生を悲観にくれることなく楽しんで欲しいという希望を託すもの、あるいは遺言のようなものまで自由だ。

「SafeBeyond」はメールだけではなく画像によるメッセージの配信も可能。また送信のタイミングを指定し、自分が他界した後、大切な人の誕生日や結婚記念日、子供の成人式などにお祝いメッセージを送ることもできる。ただしこちらのサービスは、生前に「SafeBeyond」に登録者の訃報を告知する執行人を指定おく必要がある。

亡くしてしまった愛する人から、ある日愛情あふれるメッセージが届く。両サイトでは、そんな思いがけない演出をしてくれる貴重なサービスを無料で利用できる(有料版もあり)。

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