中国,新華社,トランプ,米中関係
(写真=PIXTA)

新華社が「トランプ就任後の中米関係はどうなる?」というタイトルの記事を配信した。新政権発足を直前にして、中国は何を恐れているのだろうか。以下要点をピックアップしてみよう。

中米のシステムは両極端

大国間関係には陰陽や寒暑はつきものである。それは大国間の天気図と言える。世界第一と第二の経済体である米中関係の舞台上でもそれらは常につきまとう。

中国国際問題研究院のS副院長の推測によると、中米関係には非常に重要な変化が生じる。以前は中国の変化が中米関係における変数だった。しかし今回はかつてない大きさの変化が米国から訪れるという。

また政策研究センター顧問は、中米の政治体系、世界戦略、外交政策、そのすべてにおいて異なっている。双方は相対すればすぐに分岐点に直面する。経済発展段階からすると中米の距離は大きい。世界の生産システム上では両極端に位置している。

これは両極端だからこそ手を握るメリットは大きいという確認だろう。

トランプ大統領は危険か?