アルゴナビス清水の投資戦略
(写真=PIXTA)

晴れた日の陽射しは春の気配がするのですが、空気は冷たく、寒い日が続いています。株式市場も昨年の米大統領選挙以降の上昇相場は一服となっており、先週末の大統領就任を機に調整感が強まるのではないかと思います。米国の保護主義が強まれば日本企業にとっても為替面も含めて逆風となる可能性もあり、ここからの米国の具体的な政策次第ということになりそうです。

1985年の「プラザ合意」のようなことが起こらないとも限らず、そうなると「円高不況」ということで「内需拡大」をはからざるを得ないということになりそうです。2020年の東京オリンピックに関連して内需を拡大するということであればいいと思いますが、少子高齢化のなか、金融緩和が継続しているなかでこれ以上の振興策が考えにくく、米国が保護主義に陥った場合には当時と違い、内需振興というよりは米国の代わりを探すということになるのでしょう。

米国株は堅調となったのですが、為替が円高気味ということで本日の日本市場は冴えない展開になりそうです。相変わらず空売りの残高が多く、少し下がるとすかさず買戻しも入るという状況であり、日経平均が19,000円を割り込んでくると日銀や年金の買いも期待され、下値不安はないのでしょうが、決算発表の本格化を前に買い急ぐ動きも、買い上がる材料もなく上値も重くなりそうです。

19,000円を意識したところでは下げ渋りとなりそうですが、上値の節目とみられる19,300円水準を意識すると手仕舞い売りも出てくるのだと思われ、狭い範囲での動きとなりそうです。少し先を見ても下値は18,500円~600円水準、上値は19,500円水準という範囲での動きとなりそうです。

本日の投資戦略

米国の大統領就任式も終わり、英国のEU(欧州連合)離脱問題などが一服となりそうです。ここからはまずは米国の決算、そして日本での決算発表などに反応してくることになるのでしょう。米国での利上げが取りざたされてくるとドル高を嫌気する動きも出てくると思われ、株式市場もまだまだ波乱もありそうです。

米大統領の言動に振り回されることも一服となりそうです。先行きに対する不安や懸念が残るなかで積極的に買い上がるということでもないのでしょうが、空売りの買戻しも入るのでしょうし、日銀や年金の買いも期待され、上げ下げの決定的な手掛かりに乏しい中で大きく方向感が出るということでもないでしょう。目先の需給に振らされながら、指数は一進一退の動きになりそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・ アルゴナビス )、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。 メールマガジン も配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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