年度末だった先週末に節目の19,000円を割り込んだ日経平均ですが、昨年の3月末と比べると13%近く上昇しています。昨年3月末に16,000円台後半だった日経平均は英国のEU離脱決定を受けて一時15,000円を割り込む場面もありましたが、その後持ち直すとトランプ氏が米大統領選に勝利したことで11月以降上げ足を速め12月には19,000円台を回復しています。

こうしたなか今回は昨年度に健闘しながら、今後も上値余地がありそうな銘柄を探ってみました。具体的には、昨年度に2割以上上昇しながら目標株価コンセンサスが先週末の株価を2割以上上回る銘柄をピックアップしてみました。

例えば昨年度に5割近く上昇したソフトバンクグループ <9984> では目標株価コンセンサスが先週末の株価を3割以上上回っています。

◆2016年度に2割以上上昇した銘柄で目標株価コンセンサスが先週末の株価を2割以上上回る主な銘柄

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト

【関連リンク マネックス証券より】
年度末の波乱に注意
【新潮流2.0】 第22回 花に嵐
英BREXIT始動:今後のスケジュールと6つの論点
第19回 英国とEUの間に横たわる「海」と「言語の壁」
【決算メモ】ニトリホールディングス(9843)