4月3~7日の東京株式市場は軟調に推移した。米トランプ政権の経済政策に対する期待が後退する中で、主力株を中心に上値の重さが目立つ展開となった。日経平均株価は年初来安値を更新し、一時1万8500円台まで水準を切り下げた。

値動きの良い中小型材料株がランクイン

石川製作所,株式投資
(写真=Thinkstock/Getty Images)

それでは、今回は「25日移動平均からのプラス方向のかい離率」上位10社の顔ぶれをみていこう。

(1)北の達人コーポレーション <2930> 789円 +36.84%
(2)澤藤電機 <6901> 580円 +34.92%
(3)石川製作所 <6208> 1166円 +33.91%
(4)TASAKI <7968> 2195円 +23.16%
(5)メディアスホールディングス <3154> 2640円 +20.10%
(6)日本電子材料 <6855> 768円 +18.86%
(7)メディアドゥ <3678> 2737円 +17.07%
(8)M&Aキャピタルパートナーズ <6080> 5460円 +15.47%
(9)イーブックイニシアティブジャパン <3658> 1386円 +15.14%
(10)TOKYO BASE <3415> 3245円 +13.61%
※銘柄、証券コード、7日終値、かい離率の順。

日経平均株価のチャートを見ると、7日までの7営業日連続で終値が始値よりも安い「陰線」となった。全体相場が冴えない展開となる中で、新規材料が出た中小型株に物色の矛先を向ける動きもあるようだ。上位10社の顔ぶれを業種別でみると、電気機器と情報・通信業が各2銘柄、その他は食料品、機械、その他製品、卸売、サービス、小売が各1銘柄となっている。

北の達人コーポレーション、「10倍株」期待などで買われる?

今回は上記ランキングから、北の達人コーポレーション、石川製作所、メディアスホールディングスの3銘柄を取りあげる。

北の達人コーポレーションは札幌市に本社を置くネット通販会社。健康食品・化粧品ブランド「北の快適工房」を展開している。

3月10日、北の達人コーポレーションは自社のWebサイトにて『いま仕込んでおくべき10倍株、教えます!』(朝香友博著)に同社の株が紹介されたという情報を開示した。10倍株とは「10倍上がる成長株」という意味で、Webサイトではこの書籍のスクリーンショットが掲載されている。

3月15日には、同社は1株を2株にする株式分割を発表。個人投資家が投資しやすくなることへの期待も広がったようだ。

こうした状況を背景に、株価は4月3日の取引時間中に1008円の高値を付け、25日移動平均からのかい離率は+36.84%となった。

石川製作所、国際情勢の緊張で買われる

石川製作所は石川県白山市に本社を置く機械メーカー。段ボール製函印刷機が主体だが、株式市場では機雷を製造する「防衛関連銘柄」の代表格として知られており、国際情勢の緊張等を手掛かりに買われる場面が度々見られる。

4月に入り石川製作所株は急伸した。ロシアのサンクトペテルブルクで自爆テロが発生したことが買い手掛かりとなったようだ。米国のシリア攻撃など世界情勢の緊迫化もあり、同社株に対する注目が高まる可能性もある。

メディアスホールディングス、東証1部移行で人気化

メディアスホールディングスは医療機器の販売会社。関東や中部を地盤とし、MRIや注射器、介護福祉機器などを手掛ける。

3月21日、同社は東証2部から東証1部に移行した。1部上場銘柄の値動きを反映した株価指数であるTOPIXに連動するタイプの投資信託や、TOPIXに近い資産運用を目指す資産運用会社から新規の買いが入るとの期待が広がり、株価上昇につながった。(ZUU online 編集部)

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