会社での責任ある立場・家族への家庭サービスなど、多忙を極める40代以上のビジネスパーソン。体力を付けたりダイエットしたりするためのジム通いを行う時間づくりは難しいと思うかもしれないが、結果を出し続けるために、ビジネスエグゼクティブは時間をねん出するのだ。
中には、体を鍛え精神力を養いながらスタイルアップやキープを自分のペースで行うため、時間や場所を予め決めておき、パーソナルトレーナーに出張してもらってトレーニングをマンツーマン形式で行う人も少なくないといい、都市部だけでなく地方でも、パーソナルトレーナーとマンツーマンでトレーニングを行える専門ジムは増えつつある。
通常のジムで1人トレーニングを行う形でなく、専属トレーナーを雇ってパーソナルトレーニングを行うことには、どのような効果やメリットがあるのだろうか。
ライフスタイルに合わせた運動メニューで時間効率の最大化が可能
衣服にも多売を目的として最初から作られている既成品と、個人の嗜好や体型などに合わせ品質にこだわって作られるオーダーメイドがある。
人によりさまざまな目的で取り組むことになる運動にも、多数の人に受け入れられることを前提として作られる既成のプログラムと、一人ひとりのライフスタイルに合わせて作られたオーダーメイドのプログラムがあるのだ。
パーソナルトレーニングでは、個人のライフスタイルや考え方に合わせて専属のトレーナーと一緒に取り組むことになる。最大のメリットは、目標や前提となる身体能力、仕事やプライベートなどの忙しい時間の中から絞り出される運動時間や仕事の疲れ・ストレスのレベルまで加味して、本人に最適な運動メニューを組んでもらえることだ。
管理職や経営を担うメンバーになり、時間的にも余裕がなくなってくると、自分一人だけでは理想とする運動量やメニュー内容を計画してこなすのが難しい。
例えばある個人の運動を行う日程として、理想が週4日のトレーニングプログラムだとする。もしどうしても忙しいという場合、週4日のトレーニングプログラムを週3日にして、それぞれ一回のトレーニングプログラムを週4日の場合と比べ充実させる。
さらに、週3日どころか平日にほとんど時間が取れなくなってしまった場合であれば、週末の1日だけにトレーニングを集中させるプログラムに変更してもいい。
何が起こるかわからないビジネスの現場のように、運動メニューづくりに関しても当初の予定が崩れてしまうような場合を想定して作成し運営していかなければならない。スケジュールを無理やり調整しようとすると、体力的にも気持ち的にも運動は長続きしにくいからだ。
パーソナルトレーナーと顔をあわせて運動を行うのは週に数時間程度だとしても、顔を合わせて運動を行う日以外の運動メニューについても一般的にはマネジメントしてくれるので、無理なくトレーニングが継続できるのだ。