相続トラブルは誰にも起こり得るが、特に土地にまつわるいざこざは、大きくなる可能性が高い。相談者Aさんは親が亡くなった後に、弟と相続について話し合ったが、土地の処分について意見がまったく合わなかったのである。

遺産に更地があった!

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(写真=PIXTA)

Aさんの母親が亡くなったのは2カ月前。父親は既に亡くなっているので、相続人はAさんと弟Bさんだけ。母親の四十九日法要が無事に終わり、AさんとBさんが遺産をリストアップしたところ、使われていない更地があることが分かった。以前は家が建っていたが、数年前に家を解体している。町のはずれにある土地であり、特に用途がないため、更地にした後はまったく使用していない。

AさんもBさんも現在は遠方に住んでいて土地の管理は難しい。両親が残してくれた土地を簡単に手放したくない気持ちもあるが、Aさんは、どちらも管理ができないし、固定資産税が無駄なので処分(売却)したほうがいいという立場。一方Bさんは、実家があった土地でもあり、先祖代々の土地なのですぐ手放すことは考えられない、とりあえず兄弟の共同名義にして、後々どうするか検討すべきと考えている。

相談に来たAさんもBさんの気持ちは分かるようだが、困り果てて相談にこられた。

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