世の中には2種類の人がいる。お金が貯まる人と貯まらない人だ。今回は、結婚という視点で、お金が貯まる人と貯まらない人を考察する。
最近の結婚に関する意識
国立社会保障・人口問題研究所の第15回出生動向基本調査(2015年)によると、結婚する意志を持つ未婚者のうち、結婚するつもりの男性は85.7%、女性は89.3%である。
では実際にどのようなタイミングで結婚をしたいかというと、理想的な相手が見つかるまで結婚しなくてもよいと考える男性が42.9%、女性は39.2%となっている。結婚願望は8~9割の男女があるものの、理想の相手が見つかるまでは結婚しないと考える人は40%前後となり、どうしても結婚したいと考えるよりも自分にとっていい人がいれば結婚してもよい、という感覚かもしれない。
結婚する意志のある就業スタイルについては、1年以内に結婚したいと考える男性は、自営業者の割合が最も高く、次いで正規職員、派遣・嘱託となっている。女性では自営、派遣・嘱託、正規職員、無職・家事手伝い、パート・アルバイトが高い割合で結婚を考えており、男性は自身の収入や働き方によって結婚への意識が変わる一方、女性は働き方を問わず、同様の割合で結婚願望を有していることがわかる。