4月は入学や新生活など、人生の門出となるイベントが多くあります。「日々節約をしなくては」と思っていても、嬉しい出来事にはお金をつい使い過ぎてしまう人も多いことでしょう。しかし、新たな生活が始まったこの時期だからこそ、これまでの生活を見直すチャンスです。
今回は、新生活を機に家計を見直す時のポイントや貯蓄の仕方、楽しい新生活を送るための見直しポイントを解説します。
明確な目標金額を設定しよう
家族のいる家庭でも一人暮らしでも、新生活では予定外の出費が想像以上に多く、いつの間にか赤字になる場合が多いものです。赤字を減らすために無計画に支出を減らせば、使うべきところでお金を使えなくなり、ストレスも溜まります。何のために、いつまでに、いくら貯蓄したいのか、まずは目標を設定してみることをおすすめします。
例えば、夏休みに海外旅行に行きたいから30万円、マイホーム購入のための頭金として500万円という風に、目的、目標金額、時期を設定します。具体的には、10年、20年といった中長期的なライフプランシートなどを作成します。目的を書き出してみることで、何のために、いつまでに、いくら貯蓄する必要があるのかイメージしやすくなります。
漠然と節約するよりも、目標が明確になり、積極的に節約に励むことができるでしょう。
家計費の内訳を知ろう
貯蓄を行う方法としては、収入からあらかじめ貯蓄金額を天引きするなど、自動的に貯蓄できる方法がおすすめです。あまり金額を大きくすると日々の生活で困る可能性もあるので、まずは無理のない金額から始めて、目標金額に向けて徐々に増やしていくようにしましょう。
実際に家計を見直す場合には、収入における固定費と変動費の支出に分けて見直しを考えましょう。固定費は住居費や水道光熱費、通信費、保険料、貯蓄など、支出金額が固定されている支出のことです。
一方、変動費は食費や日用雑貨、娯楽費、被服費など、支出金額が変動する支出のことです。変動費は月単位で節約できる金額はわずかかもしれませんが、年間にすると思った以上の節約が可能になります。日々の生活の見直しになりますので、メリハリをつけて我慢しない、長続きする節約を心がけましょう。
ライフスタイルに合った支出を考える
まずは固定費から、見直しポイントをみていきましょう。
固定費の中で最も金額が大きいのが住居費です。一般的に、収入に占める住居費用の割合は3割程度とされています。賃貸の場合、あまりに家賃が高い場合は引越しを検討した方がいいでしょう。持ち家の場合には、現在は低金利の環境下ですから、金利の低い住宅ローンに借り換えを行うチャンスです。金利を低くすることができれば、月々の返済額を減らすこともできます。
他には、通信費と保険料の見直しを行いましょう。携帯電話料金といえば、以前は一人月1万円程度の料金が一般的でしたが、最近は格安SIMの携帯電話も登場し、月数千円で済む場合もあります。一人暮らしなら月数千円、家族なら月数万円の節約が実現できる場合もあるので、格安SIMの携帯電話の利用を検討してみるのもいいでしょう。
保険の見直しでは、月々の保険料負担を減らせる場合もあります。例えば、夫婦共に新社会人の時に加入した保険のままで、一人月数万円の保険料を負担している場合があります。子どもの誕生で妻が専業主婦になった場合、社会人時代の保障は不要となります。
さらに、マイホームを購入すれば、基本的に団体信用生命保険に加入するため、保障金額を減らすことができます。また、子どもが独立すれば子どもの分の保障は不要になります。イベントの節目毎に、保障が過大になっていないか保険の見直しを検討するといいでしょう。
固定費の見直しが一通り終わったら、変動費の見直しを行いましょう。いわゆる生活の見直しです。変動費は、食費や日用雑貨、娯楽費、被服費など、生活に直結した支出です。大幅に節約をするとストレスも溜まりますから、まずはできる範囲から始めましょう。
例えば、毎月3万円洋服を買っている、月4回映画を観ている、週に3回外食をしている……などがあれば、金額や回数を減らしてみるなど、無理のないように節約しましょう。
重要なのは、長く続けること
節約をするうえで重要なことは、長く続けることです。最近は、レシートの写真を撮るだけで家計簿がつけられるアプリもあり、手軽に家計の見直しが行えるようになってきています。できる範囲内で日々節約を心がけてみましょう。(提供: 保険見直しonline )
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