米国で長年愛用されている車のランキング が発表され、トヨタのランドクルーザーが1位に輝いた。

平均愛用期間は10年6カ月。平均的な小型車(新車)の所有期間は7年3カ月であることを考慮すると、平均より3年以上愛用されていることになる。トヨタからは4ブランドがトップ10入りを果たした。

米国で長年愛用されている車トップ10と平均所有期間

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(写真=トヨタWEBサイトより)

7位 アウディTT 8年8カ月
7位 トヨタ・ハイラックスサーフ(4Runner) 8年8カ月
7位 トヨタ・アバロン 8年8カ月
7位 シボレー・コルベット 8年8カ月
5位 トヨタ・セコイア 8年9カ月
5位 フォード・エクスプローラー 8年9カ月
3位 メルセデス・ベンツ・Sクラス 9年
3位 フォード・エクスペディション 9年
2位 ポルシェ・ボクスター 9年9カ月
1位 トヨタ ・ランドクルーザー 10年6カ月

オートローン返済期間の短縮が心理的に影響?

この調査は米自動車情報サイト「iSeeCars.com」 が、2013年1月から2016年12月にかけて販売された1570万台の新車を対象に実施したもの。

車の種類に関係なく、現在米国で走行している自動車の所有期間は、平均11年6カ月。1997年の調査結果と比較すると、3年長く愛用されていることになる。登録されている小型車台数は、前年比2.4%増の2億6400万台だ(IHS Markit、2016年1月データ)。

平均的な新車のオートローン返済期間は2015年には6年間だったが、2016年には5年3カ月に短縮されている。返済期間が長くなればなるほど、金利の影響で最終的な返済額は大きくなる。しかし人間の心理というのは不思議なもので、毎月支払う額が大きい方が「商品・サービスに価値がある」と錯覚する傾向が強いようだ。

車の売上が伸びている一方で愛用期間も伸びている背景には、こうした錯覚作用があるのではないかとiSeeCars.comは推測している。

高性能、飽きの来ないデザイン、ユニークさが人気の秘密?

トヨタを筆頭に、トップ10入りしたブランドはすべて、小型車の平均所有期間を上回っている。

5ブランドがSUVだが、平均的なSUVの所有期間は7年2カ月と短めだ。しかしこれらの5ブランドはいずれもユニークさを備えており、そこが長く愛用される決め手になっているものと思われる。

例えばランドクルーザーは常に時代の需要に対応しつつ、悪路でのスムースな走行、大排気量のパワーユニット、ゆとりのあるキャビンなど、快適なクルージングを提供するための工夫が成されている。

性能の良さは勿論、飽きの来ないデザインや快適性が、長く愛用される要因であることは、すべての車に共通するだろう。

ボクスター、ベンツ・Sクラス、コルベット、TTは、色あせないクラッシックなデザインが、スポーツカーファンに人気だ。過去20年間、デザインがほとんど変化していないという点が、逆に高い評価を受けている。

トップ10入りは果たさなかったものの、ほかにもホンダ・アコード、トヨタ・カムリ、ジープ・チェロキーが、平均愛用期間7年3カ月と、根強い人気を誇っている。(アレン・琴子、英国在住フリーランスライター)

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