ボーナスシーズンとなり、まとまったお金が手元に入ったところで投資をしたいと思っている人もいるかもしれない。しかし、心して取りかからないと投資にはたくさんの落とし穴が潜んでいる。投資に失敗する人には共通した特徴がある。どのような特徴があるのだろうか。

投資に失敗する人がやりがちな5つの共通点

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(写真=PIXTA)

(1)一極集中投資をする
銘柄や資産を分けずに、一つの対象に絞って集中的に投資してしまう。うまくいったときには大きな利益が出るが、失敗したときには損失も大きくなる。

(2)短期売買を繰り返す
人間は感情の生き物である。投資の世界は欲との戦いでもある。常に冷静沈着な行動をできる自信がある人は別だが、コンピューターのように感情を入れずに売買することはプロでも難しい。

(3)投資の基本について理解していない
投資にも原理原則がある。その原則に反すると損失を出すことも多くなる。最低限の知識を持たずして投資を行うことは、運転免許資格を持たずに一般道路で車を運転することと同じである。

(4)自分の頭で考えずに投資する
うわさや人気や他人の話などを信じ、自分で調べることをせずに投資を行うケースが散見される。しかし、安易にうわさ話などにのると失敗する確率が高くなる。

(5)生活資金を投資にまわす
投資には「資金の余裕」と「心の余裕」が必要である。生活資金を投資にまわしていると、自分の想像と異なる動きをした場合に、心の余裕もなくなり、冷静な判断もできなくなってしまう。何より、生活資金が減ってしまうことは痛手である。

また、もう一つ加えるならば、預貯金よりも少しだけ利息がつけばよいといいながら、年利回り1%や2%では満足いかないという欲張りな人は失敗しやすい。そういった人は、往々にしてリスクを理解しておらず、儲かりさえすればよいと目先の利益ばかりに目がいっていることが多いものだ。

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